大曲市の12月定例議会

一般質問始まる

黒瀬踏切アンダー化の平成19年完成は厳しい(12月14日・木)

 大曲市議会大曲市の12月定例議会は14日、本会議を再開、能味しん一氏(新成会)、大坂猛夫氏(政友会)、藤井春男氏(社民クラブ)、菊地信男氏(市民・公明クラブ)の4人が一般質問を行った。その中で高橋司市長は市町村合併への対応について「国は市町村の主体的な取り組みの中で促進して行くとしているが、行政改革大綱原案の中で、自治体数の目標を1000としたことや合併特例法を改正し、市となる要件をこれまでの人口4万人から3万人に緩和し、財政支援に加え、市町村間の公共料金の格差や多額な借入金など合併の障害になる問題の解決手段として特別交付税での措置、さらに住民投票制度の導入など様々な施策で合併を進めようとしている。しかし、11月15日の全国町村会議長会での緊急決議に見られるように町村における合併の機運は高まっているとは考えにくく、近隣町村と議会を含めた話し合いの中で連携したまちづくりを協議して、機運を高めるのが重要と考えている」と述べるにとどまった。主な質問に対する当局の答弁は次の通り。

 ▽世界農林業センサスの調査結果が発表されたが、当市の動向はどうか=総農家数は5年前より207戸減少し2745戸、経営耕地面積も89ヘクタール減少し、3811ヘクタールとなっているが、経営面積が4ヘクタール以上の農家数は33戸増えて104戸となっている。農業就業者人口は96人減の2851人で、65歳以上が340人増加し1532人となり、構成比で53.7%と高い割合となっている。農家数や経営耕地面積が減少する中で、経営規模の拡大や農家の高齢化が進んでいる。いずれにしても自給率向上が農政の至上問題となっている状況下で農産物価格の下落をはじめ担い手の高齢化など深刻な現実が浮き彫りとなっており、担い手の組織化や農地の利用集積など経営効率化や担い手対策の充実が課題となっている。

 ▽米緊急総合対策として当市に121ヘクタールの減反が配分されたが=生産者への配分は市議会をはじめ、市、農協、集荷業者、農業委員会など関係機関からなる水田農業推進協議会で協議の上、実施したい。配分基準と方法は、農家の経営水田面積を基準に一律の割合で行い、各集落の転作推進員を通じて個々の農家に通知する。認定農業者育成のための支援策だが、規模の大きい農家ほど転作面積が大きく、米価低迷と合わせ農業所得の減少に著しい影響があると考えている。平成13年度においては、緊急拡大に伴う減収分にかかる新たな助成、また認定農業者を対象とした新たな米価の価格補てん策などを検討している。

 ▽ごみの不法投棄への対応は=現地調査の結果、不法投棄者の特定までは至らなかったが、大曲市仙北健康福祉センター、警察との連携を深め、不法投棄の現場となっている土地の管理者である建設省や県仙北建設事務所と一体となって、防止運動の展開を検討したい。ポイ捨て行為は個人のモラルの問題だが、小中学生への環境学習の充実や啓蒙活動を促進したい。ポイ捨て禁止条例の制定については環境基本計画の評価の結果を踏まえ、検討したい。

 ▽地区公民館を民間委託にすべきではないか=地区公民館は支所を併設しており、市役所事務の連絡、取り次ぎや住民相談など多くの事務を処理し、地域コミュニティの中核としての機能も果たしている。民間委託については効率姓だけでなく住民サービスに低下を来さないか、また地方分権の時代の中で幅広く市民の意見を求められており、地区公民館の広聴機能の代替えをどうするのかなど課題の解決を見据えながら検討したい。

 ▽社会福祉事業法の改正で、小規模作業所が法人化されやすくなった。知的障害者通所施設の設置は=当市ほか4町村の担当者と設置検討会を設けて協議している。運営主体と場所を早急に決定して、早期開設に向けて作業を進めたい。また利用対象者は重度の知的障害者も含むとなっており、運営形態については法人化も選択の一つとして検討したい。

 ▽介護施設への入所待機者について=市内の待機者は70人となっているが、1人で2?3施設にだぶって申請している人もおり、待機者の実数は30人となっている。内訳は在宅者9人で、老人保健施設への入所中が8人、医療施設入所13人で、緊急度の低い人も含まれている。

 ▽黒瀬踏切のアンダー化の促進を願いたい=計画路線にかかる多くの住民、大店舗などの移転が大前提となるため、その対策に努力している。しかし、移転件数が多いこと、工事期間を考慮すると平成19年度完成は厳しい。ご理解を願いたい。

 ▽各種審議会及び委員への女性の登用と委員の公募制を進めてもらいたい=女性の登用は時代の要請でもあり、適材適所を基本としながら、女性委員の割合を増加させることを念頭に選任したい。また多様な市民のニーズや斬新な発想を反映させるメリットもあり、今後、公募の方法や応募者の審査方法を検討したい。

 ▽リサイクルプラザ完成に向けての準備は=建設中の新しいごみ焼却場にはリサイクルプラザも併設され、ビン・缶の処理ラインとペットボトルの処理ラインが整備される。このため完成後は指定ごみ袋を現在の2種類から、ビン・缶専用とペットボトル専用の2種類の袋を新たに準備する必要がある。焼却場の供用開始は平成14年4月で来年11月から試験運転が開始されるため、その時期を見据えて準備したい。

 ▽改築される花館小にはどんな特徴を持たせるのか=花館小学校はボランティア活用による学校図書館運営や音楽活動など特色ある教育活動をしている。それらの活動の場を考慮し、図書館、音楽室のスペースを広くし、地域との連携を深める意味合いも込めて1階に配置した。2階は下学年、3階には上学年の普通教室が入るが、各階には多目的に利用できる小ホールを設け、子供たちの交流や融和を深める場として活用させたい。