六郷町の栗林酒造店で販売
売り上げの一部を小魚と清水保全に寄付(12月21日・木)
ハリザッコと清水の保全に役立ちたい?お寺と清水の町として知られる六郷町の造り酒屋「春霞」の醸造元「合名会社栗林酒造店(栗林啓亮社長)」では、町内の清水に生息する小魚「イバラトミヨ」、通称「ハリザッコ」を守ろうとお酒の売り上げの一部をそのハリザッコと清水の保全のために町に寄贈する純米吟醸「ハリザッコみつけた」を販売している。
学名「イバラトミヨ」と呼ばれる魚は体調5?6センチの小さな魚。澄んだ小川や清水の中でしか棲息できず、秋田県でも絶滅危惧種に指定されている。町内に80カ所もの清水がコンコンと沸いている同町でも、そのハリザッコと呼ばれる魚が棲息している清水は3分の1あるかないかだろうと推測されている。しかも国の「名水100選」に選ばれて以来、町を訪れる観光客は年々、多くなり今年も約30万人の人が同町を訪れ、「清水の里」としての散策を楽しんだ。それだけに清水は今や町の貴重な観光資源となっている。このため町では町民による清水の清掃や小中学校ではハリザッコの飼育に力を入れるなどその保護に力を入れている。
「六郷のきれいな水の恩恵を受けている、という点ではハリザッコも、私たち酒蔵も一緒です」と町の動きに賛同し、栗林酒造店でもハリザッコ保護に役立てればと今年夏から純米吟醸「ハリザッコみつけた」を町内の酒屋さんを中心に販売。観光客のお土産として人気を呼んでいる。「ハリザッコみつけた」は720ミリリットル入りで1500円。千畑町で栽培された「美山錦」を酒米にし、透明でじっくりと賞味できる酒とした。栗林酒造店では「どのくらいの額を町に寄贈できるかはまだ分からないが、来年春には第一回目の取りまとめをしたい」と「ハリザッコみつけた」の売り上げに期待している。ラベル裏にはハリザッコが泳ぐ姿の絵も描かれている。