小・中・高校生120人、技を競う
子供の躾けと体力づくりで人気に(11月13日・月)
第24回誠和会秋田支部会長杯兼第20回誠和会空手道大会が12日、大曲市の圏民体育館で開かれた。大会には大曲仙北と横手市などから小・中・高校生合わせて約120人の選手が参加、「形(かた)」の演武と実際の競技である「組手」が行われた。剛柔流空手道誠和会秋田支部の主催。
大会は空手の基本である突き技、受け、蹴りなどの攻防の技が身に付いているかを競う形の演武から始まった。5人の審判員が見守る前で選手一人ひとりが礼に始まり、攻防の技をピシッピシッと空を切るように演武すると審判員が点数札を上げて評価。演武は1分ほどで終わるが、選手たちはそのわずかな時間にすべての精神力を集中するだけに終わった後はうっすらと汗を額に浮かべていた。
大会名誉会長で剛柔会理事長の藤原聖一さん(白金町)は「空手は危険と思われている面もあるが、礼儀とマナーを大事にしたスポーツであり、練習を通じて相手に対する思いやりを育成し、家庭ではできない躾けと体力づくりにもなるとして最近では小学生のうちから入門して来るなど人気も高まってます」と演武を見守っていた。
形の演武が終わった後は実際の競技である組手に入り、向き合った選手同士が両手とお腹に防具を付けて試合に。「ヤーッ。トーッ」。激しい気合と共に打ち込んでいく選手たち。目にも止まらぬスピードで突きや蹴りを見せ、競技は迫力いっぱい。基本的には相手をケガさせないよう打ち込む瞬間に技を止めることになっているが、勢い余って相手の顔や胸を打ってしまうことも。それでもひるまずに頑張る子供たちの姿に応援に来ていた父母たちは心配しながらも「子供が精神的に成長していくのが目に見えるほど」と話していた。
つい最近、初段の黒帯をもらったという大曲農業高校2年生の佐藤亜沙美さんは「空手の魅力は自分を鍛えるだけでなく、友だちも増えるし、自分の人生に役立つと思う」と話し、真剣に競技に取り組んでいた。最後は今年の富山国体に県代表で参加した斉藤和久さんが模範演武を披露して喝采を浴びていた。大会成績は次の通り。カッコ内は支部名。
◇幼・小学生1・2年男女(形の部)▽1位=大友翔悠(大曲)▽2位=佐藤拓郎(西) ▽3位=見達政哉(横手)
◇小学生(組手の部)▽1位=見達政哉(横手)▽2位=伊藤悠也(西)▽3位=木村公紀(大曲)▽3位=伊藤遥(同)
◇小学生3・4年男女(形の部)▽1位=佐々木勇一郎(大曲)▽2位=山崎翼(横手)▽3位=佐藤滉大(大曲)
◇小学生3・4年男女(組手の部)▽1位=佐藤滉大(大曲)▽2位=佐々木勇一郎(大曲)▽3位=藤岡亜音生(横手)、高畑明拓(西)
◇小学生5・6年男女(形の部)▽1位=伊藤太雅(大曲)▽2位=高橋竜一(横手)▽3位=山崎涼二(同)
◇小学生5・6年男女(組手の部)▽1位=伊藤太雅(大曲)▽2位=高橋竜一(横手)▽3位=山崎涼二(同)、藤沢祐太(中仙)
◇中学生男女(形の部)▽1位=山崎聡一郎(横手)▽2位=信田久人(神岡)▽3位=佐藤祐美(同)
◇中学生男女(組手の部)▽1位=山崎聡一郎(横手)▽2位=藤原涼(大曲)▽3位=佐々木勇太(横手)、信田久人(神岡)
◇少年男子=高校・大学=(形の部)▽1位=鎌田久義(大曲高)▽2位=加賀谷朗(大曲工高)▽3位=佐藤永輝(大曲高)
◇少年男子=高校・大学=(組手の部)▽1位=伊藤大介(大曲高)▽2位=石川啓太(同)▽3位=大友康平(同)、加賀谷朗(大曲工高)
◇中高生女子(形の部)▽1位=佐藤亜沙美(大曲農高)▽2位=風間希(横手城南)▽3位=伊藤梨絵(大曲高)
◇中高生女子(組手の部)▽1位=小助川陽子(大曲高)▽2位=佐藤亜沙美(大曲農高)▽3位=鈴木誉璃子(大曲高)、武藤愛(同)