就職に向けて合同の面接会

地元就職希望の高校生

まだ218人が未定、企業と面談し一喜一憂(11月18日・土)

 企業との面接を受ける生徒高校生の地元就職促進を図ろうと17日、大曲市のグランドパレス川端で「新規高校卒業者就職面接会」が開かれた。ハローワーク大曲・角館、大曲雇用開発協会が主催した。 面接会には大曲市仙北郡内の高校と定時制、分校を含め15校から87人の生徒が参加した。企業側からは六郷町の北斗通信工業、仙南村の三共光学、大曲市のグランドパレス川端、池田繊維、田沢湖町のわらび座、仙北町の東京端一など28社が参加した。

 若者の県外流出や出生率の低下で県人口の減少が続くだけに、ハローワークとしても何とか新規高卒者の地元就職を促進させ、活性化を図りたいと全力を挙げている。しかし、企業の採用動向は長引く不況の影響を受け年々、厳しくなるばかりで高卒者向けの求人数は昨年度に比べ9月末現在で16.5%の大幅減。求人倍率は0.74%で、100人の就職希望に対して74人の採用枠という厳しい状況だ。県内就職希望者481人のうち就職が内定したのは10月末で263人、まだ218人の高校生の就職先が未定となっている。

 面接会は企業と生徒が直接面談し、生徒の応募先を絞り込む情報収集の場として位置づけられて行った。ハローワーク大曲の石垣章所長は「一人の生徒が何社かを選考して回る事もあると思うが了解してほしい。また今日の面談で生徒が就職に向けて正式な面接をしたいとなったら早めに学校に連絡して日程を決めて欲しい」と呼びかけた。

 参加した企業はそれぞれの会社名の札を立て、面接に訪れる高校生たちを待った。人気のある企業には行列も出来るほど。企業側は会社のパンフレットなどを用意し「まじめに働く人は年功序列の昇給ではなく、実力で昇給していくシステムだ。会社が一番、困るのは無断欠勤だ」など仕事内容や給与など待遇を説明。面談を終えた大曲工業高校の高橋剛君は「一つの会場でいろんな会社の話を聞けるので参考になる。入社したいと思っていた会社の話しも聞けたので安心した」と目を輝かしていた。大曲農業高校の女子生徒は「縫製工場で働きたい。話を聞いて資料だけでは分からなかったのが見えてきた。就職のための面接をしたいと思ったが合格するかどうか」と不安と期待が入り交じった様子だった。中には「希望する職の会社が今日は見つからなかった」と少しガッカリした生徒もいた。

 参加した企業の中で5人の生徒と面談した田沢湖町のわらび座役員室長の山川優子さんは「まずどういう仕事をしたいのか本人の希望を聞くが、その際の受け答えのハッキリした子にやはり引かれる」と話していた。この日の面接会はその場で就職先を決めるのではなく、あくまでも参考の場でありまだ就職先の決まっていない高校生たちの求職活動はこれからも続く。