県の支援事業を活かす
清水の町を歩きながら「きれい」と感動(10月4日・水)
県立六郷高校(赤平洋一校長)では県の「高校生自主企画支援事業(ハイスクール・アイディア・サポート・プラン)」と「国際交流推進事業」の補助を受けて「北京第八十中学校」の生徒・職員を3日から3泊4日の日程で招待、交流を深めている。4日朝は町役場を表敬訪問した後、藤清水や御台所清水、ニテコ清水などを見学、午後からは横手市の「秋田ふるさと村」や「かまくら館」の中にある雪の「かまくら」見学を楽しんだ。
招待されたのは教師の王平原さんを団長とする4人の教師と女子学生の林林さんをリーダーとする男子生徒3人。それに通訳1人の合わせて9人。3日朝北京を飛び立って仙台空港に午後3時に着き、夕方、同校を訪問して生徒会12人と中国生まれの生徒がいる六郷中学校の生徒4人、それに六郷高校の先生たちも加わって歓迎会を開いて同夜は学校のセミナーハウスに宿泊した。
六郷高校と北京第八十中学校との交流は、2年前から六郷高校が修学旅行で北京を訪れたのがきっかけ。4泊5日の北京の旅では故宮博物院(紫禁城)や天安門広場、万里の長城、北京動物園、天壇公園などの見学を楽しんだ。同時に第八十中学校の歓迎も受け、交流を深め合っている。今回はそうした世話になっている北京の生徒たちを招待して、六郷高校のある町や日本を少しでも知ってもらいたいと先生と生徒たちが話し合って、県の支援事業や国際交流推進事業から合わせて130万円の補助を受けて実現させた。
北京第八十中学校は中学・高校が一体となったもので、今回、招待された生徒は16歳から17歳の日本で言う高校生。生徒数は1600人。北京でも最も優秀な生徒たちが入る学校とあって、どの生徒も聡明で利発そうな顔。卒業するとほとんどが大学へ進学し、国家公務員など国家のリーダーを目指すと言う。
六郷高校生徒会の案内で町内の清水巡りをした生徒たちは清水をバックに先生たちや六高生と記念写真を撮ったり、清水の水をすくって味わうように飲んでいた。そして町内を歩きながら石屋の前にあった墓石を見つけ興味深そうに見つめていた。一緒に歩いていた六高生は墓石を前に両手を合わせ、拝むまねをして「お墓だ」と説明。北京の生徒たちも笑顔で「ああっ」と納得していた。
生徒会の伊藤明徳会長は「とても大人びて、好奇心も旺盛」と北京の生徒たちに感心するばかり。林さんは「六郷町に来て一番に感じたのはとても風景がきれいだということです。町の建物、住宅もみんなきれい。そして人も優しい。この町に招いていただいてとても嬉しい」と聡明な笑顔で感想を語った。
六郷高校の赤平校長や北京の生徒たちを案内した小泉秀樹教諭は「とても礼儀正しく、しっかりした考え方をしている。うちの生徒たちにもいい刺激になったと思う。今回限りで終わらせず、何らかの援助方法を見つけ、この交流を継続させたい」と継続を願った。4日夜は再びセミナーハウスで生徒会主催の夕食会が開かれるが、北京第八十中学校の生徒たちは一緒にスーパーへ買い物に行ってご馳走を作りたいと張り切っていた。北京の生徒たちは六郷高校にお返しとして本場のマーボー豆腐を作って振り舞う。5日は同校での「ふれあい体験学習」に参加したり、11月2日から4泊5日の日程で再び北京への修学旅行に行く予定となっている2年生との対話や歓迎全校集会に参加。そして夕方にバスで岩手県の志戸平温泉へと向かい、6日は仙台市内の観光を楽しんだ後、帰国の途に着く。