佐藤町長の無投票3選の可能性も(10月6日・金)
任期満了(11月4日)に伴う田沢湖町の町長選は10日告示され、15日投・開票が行われる。今のところ立候補を表明しているのは3期目を目指す佐藤清雄町長(68)=無所属=だけで、ほかに動きがないため佐藤氏の無投票当選の可能性が高い。
佐藤町長は6日、町役場で本紙と会見し、「この町に暮らす喜びを実感できる町を目指したい」と述べ、最も大切なこととして「田沢湖湖岸崩落防止の一因となっている水位を安定させるための環境改善を行い、昔の景観に近づけたい。湖こそ町の誇りだ」と述べる一方、「新幹線の開業で盛岡までは30分、仙台までだって1時間20分。町営住宅の建築や住環境を整備し、盛岡や仙台も含めた広域的な雇用の拡大を図りたい」と強調し、若者の定住促進に力を入れたいとした。
そして▽公共下水道及び農業集落排水対策による生活環境の整備▽高齢者及び児童・母子父子福祉の充実強化▽田沢湖病院の改築と保健サービスの充実▽農村総合整備事業を主とする農村生活環境の整備▽基盤整備事業の推進と担い手の育成▽にぎわいとふれあいのある商業拠点の形成誘導▽先端技術産業の育成と若年労働者の雇用促進などを挙げた。
佐藤町長は1992年10月の町長選に初出馬。現職町長と一騎討ちの末、初当選を飾り、前回96年の町長選では前町長と新人2人による4人が争ったが大差を付けて2期目の当選となっている。
3期目の課題の一つとしている町立田沢湖病院は71年に完成した鉄筋コンクリート2階建てで、2716平方メートルの大きさ。老朽化が目立ち、町では2001年から2002年にかけて現在地の西隣に建て替えする計画を立てている。新しい病院には在宅介護支援センター、訪問看護ステーションなどを併設、急速に進む高齢化に向けて町の医療、福祉、保健の拠点として整備したいとしている。
9月2日現在の有権者数は男5018人、女5686人の合わせて1万704人。選挙戦になれば15日午前7時から8時まで町内15カ所の投票所で投票が行われ、午後9時から町総合開発センターで開票が行われる。
佐藤町長は生保内高等小学校卒。65年から町議連続7期務め、77年から81年まで議長を1期。その間、仙北郡議長会副会長に就任している。また町振興計画審議会などを歴任。自宅は生保内字源左衛門野。