青森県深浦町と西仙北町
両町の特産品の販売や情報交換で活性化(10月16日・月)
海の町と山の町の商工会が手を結ぶ-。16日、青森県深浦町商工会と西仙北町商工会が友好関係を結ぶための「友好商工会盟約書」への調印式が西仙北町のぬく森温泉「ユメリア」であった。両商工会は今後、姉妹商工会として交流を深め、お互いの町の特産品の販売や文化、観光の情報交換を進め、地域の活性化につなげたいとしている。
調印式には深浦町商工会から葛西秀昭会長と副会長や理事、事務局長、経営指導員ら12人が、西仙北町商工会からも佐藤賢治会長をはじめ副会長や理事、事務局長ら10人が出席。葛西、佐藤両会長は「山と海の町の商工会としてお互いの良いところを学び合って商工業発展につなげたい。末永いお付き合いを願いたい」とお祝いの言葉を交わし、盟約書に調印した。
両商工会の交流は1997年に西仙北町商工会が深浦町にある第三セクター経営の物産品の販売と温泉宿泊施設「ウエスパ椿山」を視察に行ったのが契機となって交流が始まった。そして98年には深浦町商工会が西仙北町商工会を訪問。同町の会員たちが地元商店の販売力を高めようと始めた買い物ごとにポイントがたまる「スタンプ会」の運営を研修している。
深浦町は秋田県との県境にあり、世界自然遺産の「白上山地」を背に日本海に沿って開けた南北にマラソンの距離と同じ42.195キロと細長い町。漁港があり、JRの駅だけで11カ所もあるという。人口は約9300人で、商工会の会員は約300人。一方の西仙北町は山間(やまあい)に開けた町で、人口は約1万2000人。商工会の会員は379人。この日は調印式の後、西仙北町商工会が制作した「地元消費で街に灯を」と題したビデオで商店街の人たちの活動を研修。そしてバスで大佐沢公園や建設中の秋田自動車道西仙北インターチェンジなどを視察した。
西仙北町商工会の佐藤賢治会長はこれからの両商工会との交流に付いて「深浦町は海の町であり、ワカメなど海産物を取り寄せわが町の商店で販売し、こちらからは穀倉地帯の利点を活かし米や強首白菜で知られる白菜の販売に力を入れたい。それに何と言っても深浦町を含め青森県は観光産業の先進地。今年、オープンしたばかりの『ユメリア』を成功させるためにも深浦町の商工会から大いに学びたい」と期待を寄せていた。