市民各層の代表ら540人参加
「明るく開放的な県政を目指したい」と知事(10月19日・木)
大曲市の総合宴会場「フォーシーズン」で18日夕、「寺田知事を囲む集い」が開かれた。寺田典城知事大曲仙北後援会の主催で、会場には前参院議員の細谷昭雄氏、連合秋田の菅谷理市会長をはじめ、栗林次美県議(大曲選挙区・市民派)、佐々木長秀県議(仙北郡選挙区・社民党)、樽川隆県議(同・県民ク)、それに高野昭次大曲市助役と仙北郡内の町村長や石川勝三大曲商工会議所会頭、医師会、建設業協会など各団体代表や個人支持者ら540人が出席。大曲市を故郷とし、3年半前の1997年4月20日の知事選で横手市長から出馬して初当選を飾り、先月25日の県議会で2期目に向けて出馬表明した寺田知事の健闘を祈ってエールを飛ばした。
洋子夫人と共に拍手で迎えられた寺田知事は同級生ら知っている顔ぶれも多い会場にリラックスした表情で入場した。そして同級生だった女性たちから花束の贈呈を受けることを知って「やー。昔のお嬢さんたちだな」と軽く冗談も飛ばしてステージへ登壇。洋子夫人と共に花束の贈呈を受け、高々と掲げて満面の笑みで喜んだ。
そのまま演壇に臨んだ知事は「秋田の新しい時代にむかって」と題して30分の講演。「私が県政に入ったころは『くもりガラスを手で拭いて あなた明日がみえますか』のようなものだった」と「さざんかの宿」の歌を引き合いに「食糧費、畜産開発公社などいろんな問題があった。これを解決させ、ガラス張りの県政を目指してきた。本当の意味のガラス張りとは県民から参加していただき、話を聞いてそれを行政に生かしていくことだ。閉塞感のある行政では秋田の発展にはならない」と開放的で公正な県政を目指してきたことを強調した。そして「解決できたのは危機感があったからだ。危機感を持たないと大企業だって倒産する」と常に前向きに取り組む姿勢を誇示した。
深刻な少子化問題にも触れ「秋田県は毎年3000人もの自然減が続いている。このままでは2020年に秋田県の人口は100万人を切ってしまう。子どもを生み、育てやすい社会を目指そうと医療費をゼロにするなどいろんな手を打っているが、大切なことは育児休暇を与えるなど、社会全体で女性をサポートしてくれることだ」と子育ては社会全体の問題として捉えた。さらにIT(情報技術)、農業問題などにも触れ「これからは電子メールを使って野菜や米を東京へ出していく時代だろう。県の情報システムも都会との情報格差をなくすため、大容量のものに切り換え、県のための情報ハイウエーではなく、県民の利益となる情報へと流れを変えたい」とした。またあきた21総合計画の「時と豊かに暮らす秋田」を課題に「自分の人生を楽しむ生き方を求めるべきだ」と時間の有効活用を訴え、「夢と希望、明るく公正で開放的な県政を目指したい」として「これからの県政は行政コストを落とし、むだな投資も廃止し、ガラス張りではなく、ガラスも取り払って県民が参加する県政としたい」と訴え「皆さんにお世話になるかもしれないが、一生懸命にやらせてもらいたい」と県政継続の決意を示した。
続いて阿部三琅後援会長、高野大曲市助役、そして秋田県町村会長で角館町の高橋雄七町長が歓迎のあいさつ。高野助役は「寺田知事は就任以来、県政の様々な課題に積極的に取り組み、解決に向けて努力されてきた。そして大曲仙北発展のためにも力を尽くし、特に大曲市の西道路、技術専門校の配置、土地改良、さらに懸案だった金谷橋の架け替えも事業化に向けて前向きに取り組んで下さっている。寺田知事の活躍を祈念したい」と歓迎の言葉を述べた。
知事はパーティが始まると洋子夫人と共に次々とテーブルを回ってあいさつを交わし、親しく県民と語り合った。時には記念写真にも気さくに応じて個人ファンの心をつかんでいた。