県政モニター会議を大曲市で開催

寺田知事と農業、少子問題など語り合う(10月20日・金)

 寺田知事を囲んでのモニター会議仙北地区県政モニター会議が18日、寺田典城知事を迎えて大曲市のグランドパレス川端で開かれた。会議には20人のモニターと県仙北総合庁舎の幹部職員らが出席、寺田知事は「これまでガラス張りの県政を進めてきたが、これからはガラスさえも取り払って県民参加の県政を進めたい」と意見を求めた。

 普段着の気取らない知事の言葉にモニターからは子育てや高齢者問題、観光、インターネットなど様々な意見や要望が出された。中には市町村への不満や意見もあったが、知事は「ここで伺った声はそれぞれの市町村に伝えたい」と述べ、介護保険に関してもまだ制度そのものが理解されていないようだとして「市町村に再度、説明会を開いてもらうよう話をしたい」と答えていた。観光の問題としては「田沢湖の湖岸にある雑木ややぶが視界を邪魔して、湖が見えず観光客の不評を買っている」との意見も。知事は「大変、参考になった。雑木の伐採に向けて検討したい」と率直に答えていた。

 インターネットの問題でも「県民の利益になるような情報を取得して、流すようにしたい」と積極活用を示した。また農業問題でも「今の米価では農家も大変だ。このままでは日本の農業もだめになってしまう」と危機感を募らせ、「農家も含め行政もきちんとした考えを持ちたい」と県として根本策を模索する考えを示した。

 中には「知事への手紙という制度があるが、知事自身がすべてのメールや手紙に目を通して返事を出すのは無理なはずだ。すべてのメールや手紙に知事名で返事を出すのはおかしい」と耳痛い提言も。知事は「自分宛てに来た手紙には必ず目を通して、返事を出しているが、何でも知事名を使って返事を出すのは確かにおかしい。これからは担当部署で済ませたものはその担当者の責任で回答するようにしたい」と答えていた。

 会議が終わった後、寺田知事は「県内どこを回っても最後は少子問題と結婚できない独身男性の悩みだ。でも県民から直接、意見を聞くのは大変、勉強になるし職員の意識改革にもつながる。県は市町村、県民あっての県であり県庁は県民へのサービス機関であることを徹底させたい」と感想を述べ、女性モニターから記念写真を求められると喜んで写真に収まっていた。