佐藤、大坂の両氏が一般質問
金谷橋架け替えに向けての基礎調査始まる(9月19日・火)
大曲市の9月定例議会は19日、一般質問を継続、佐藤文子(共産党)、大坂義徳(新成会)の両議員が質問に立った。両議員は米、野菜の価格暴落による農家の救済策や介護保険、大曲橋(金谷橋)の架け替えの見通しなどをただした。金谷橋に関して市当局は架け替えに向けての基礎調査資料を得るためのボーリング調査を右岸で行っていると答弁。懸案だった金谷橋架け替えに向けてやっと動きが見えだしたことに高橋市長も安堵の表情を浮かべていた。議会は両氏の一般質問終了と同時に上程されていた議案を各常任委員会に付託され、散会した。
◇米と野菜の価格暴落に付いて=JAあきた経済連は12年産米の仮渡し金を「あきたこまち」で調整金などを含め、昨年より1俵当たり1000円低下し、昨年の実績から産出すると大曲市全体で2億1000万円ほどの減収となる。野菜は秋田おばこ農協によると全般的に価格の低下傾向にあるものの、暴落というほどではなく、出荷量は昨年並か、それ以上のものもあると聞いている。救済策としては米については自主流通米価格が下落したときに価格を補てんする稲作経営安定対策、野菜については品目は限られているが青果物価格補償制度が設けられている。しかし、稲作経営安定対策については、価格下落時に十分な機能を発揮しえないことから、制度の改善など国や関係機関に強く要請したい。
◇地元農産物を学校給食へ=学校給食センターでは健全な運営を図っていくために効率的、経済的な食材の確保が大切であることから、品質が統一され、安定した供給を中心に野菜の納入を受け入れている。地元産の農産物を活用することは極めて有意義であり、これまでも農政課とタイアップしながら、カボチャ、枝豆、モロヘイヤなど転作作物を取り入れた給食を実施してきた。また、ほうれん草、長ねぎ、キャベツ、もやしなども生産者から直接ではないが、納入業者を通じて地元産の物を多く受け入れている。生産者からの直接納入に関しては、生産者側の体制の確立やこれまでの納入業者との相互理解など克服すべき課題も多く考えられる。
◇介護保険の基盤整備不足から必要なサービス計画を立てられないケースが出ているようだが=在宅サービスは数社の民間サービス事業者の新規参入もあって概ね希望するサービスは提供できる状況となっている。施設サービスは特別養護老人ホームは制度施行前に比べ、若干緩和されたが、9月11日現在で23人の待機者がいる。また老人保健施設では市内にある「なごみの里」で9月11日現在、待機している入所希望者は19人となっている。近隣町村にある施設ではまだ若干空きのある施設もあり、場所さえ選ばなければかなりの高率で入所できる。特別養護老人ホームと老人保健施設への入所申請を両方に申し込んでいる方が12人いるが、特養ホームへの入所は来年春に仙北町に開設される施設への入所を勧めるなど広域的に対応したい。
◇乳幼児の医療費無料の所得制限を廃止すべきではないか=乳幼児の医療費補助制度は8月から県の制度改正にならい、入院、外来とも所得制限については現行制度を緩和した内容で、対象年齢を未就学児童まで拡大した。これによって該当者は約600人増加し、全体で1500人となり、昨年度より約1200万円増、3200万円の予算措置をしている。所得制限の廃止となると市の単独事業となり、さらに3400万円の追加措置が必要であり、今後、県や他市の動向を見ながら対処したい。またこの問題は県全体の課題でもあるので、引き続きその実現に向け、市長会などを通じて要望したい。
◇金谷橋の架け替えの見通しは=これまでも県に対して早期に工事着手していただくよう、要望を重ねてきた。8月にも知事に要望した。都市計画道路の変更に伴う協議も数回にわたって開催し、年末までには終わる予定だ。現在、架け替えに向けての基礎調査資料を収集するためボーリング調査を金谷橋右岸で実施されている。(金谷橋は1938年の建設で延長369メートル、幅6メートルの永久橋。しかし、老朽化も著しく、また大型車同士の交差も出来ないことから市では秋田自動車道大曲インターチェンジに結ぶ重要路線として橋の架け替えを県に繰り返して陳情している。それだけに基礎調査資料を収集するためとは言え、ボーリング調査が行われたことにやっと架け替えに向けての兆しが見えてきたと喜びを表している)
◇藤木小学校体育館の整備は=すでに改築されて25年経過し、現在のスペースでは体育授業には狭隘であり、正規のバスケットコートが取れないことや鉄製の窓枠の錆びによる開閉の不便さやトイレの設置など問題がある。しかし、体育館の改築は今後の教育施設整備計画の議題とし、第6次基本構想実施計画を視野に入れ、検討したい。