大曲市では駅前で街頭キャンペーン
高橋市長、市内2カ所の死亡事故現場を視察(9月21日・木)
秋の全国交通安全運動が21日から始まった。「ルールと思いやり 笑顔でゆきかう 交差点」をスローガンに30日までの10日間の運動が展開される。運動の重点は▽高齢者の事故防止▽チャイルドシートとシートベルトの着用の徹底▽飲酒運転の徹底追放?で大曲市では同日午前7時半から駅前広場で交通安全運動街頭キャンペーンを展開した。
街頭キャンペーンには高橋司市長、伊藤昭大曲署長ら来賓をはじめ交通安全対策協議会や交通指導隊、交通安全母の会、JR大曲駅、市老人クラブ連合会、PTA連合会など関係団体約100人が参加。高橋市長は「交通事故をなくすには何よりもマナーが大切であり、みんなで考える機会としたい」と協力を求めた。伊藤署長も今年発生した管内5件の死亡事故を引き合いに「残念ながら高齢者が事故に遭ったり、事故を起こす例が多くなっている。またシートベルトのおかげで助かったと思われる事故もあり、シートベルト、チャイルドシートはまさに命綱と思ってもらいたい。そして飲酒運転は事故を起こすだけでなく家庭崩壊にもつながる。飲酒運転をなくすには家庭、職場、地域で酒飲み運転を許さないという雰囲気が大切だ。みんなが交通ルールを守って事故ゼロの安全で安心して暮らせるまちづくりを目指そう」と呼びかけた。
キャンペーンにはお巡りさんの制服を着た北幼稚園児10人も参加。ミニ警察官となった園児たちは「僕たちは私たちは信号機を見て渡ります。道路に飛び出しません。交通ルールを守ります」と誓いの言葉を述べた。続いてお巡りさんたちの指導を受けながら街頭でドライバーにチラシや交通安全グッズを手渡し「交通安全を守って下さい」とかわいい声を張り上げていた。
一方、高橋市長は伊藤署長の案内を受けて8月2日に四ツ屋の国道105号線と「大曲の花火」のあった26日深夜に国道13号大曲バイパスの交差点で起きた死亡事故現場を視察。四ツ屋での事故は67歳の男性が普通乗用車を運転して左折する際にハンドル操作を謝って歩道縁石に乗り上げてそのまま歩道上を暴走、自転車に乗っていた73歳の男性を跳ねて死亡させたもの。また大曲バイパス交差点での事故は国道を走っていた23歳の男性が運転する軽四輪乗用車が左側の市道から出てきた女性の運転する普通乗用車と衝突し、さらに道路左側の街灯に激突、軽乗用車に乗っていた生後9カ月の男の子が死亡したもの。軽乗用車のスピードの出し過ぎと普通乗用車の女性の安全不確認が原因だったが、チャイルドシートさえやっていたら子どもは助かった事故と見られている。
特にバイパスで起きた事故は見通しが良く、なぜこんな所で重大な事故が起きたのかと首を傾げたくなるような現場。視察した高橋市長は「道路上の安全施設には問題はなく、運転者側のちょっとしたミスや油断が大きな事故につながったのですね」と伊藤署長の話しに耳を傾けながら悲惨な死亡事故に顔を曇らせていた。伊藤署長は「市のトップの方に死亡事故現場を見ていただいたことは意義深い。機会があるごとに市長さんの口から具体的な事故の例を語ってもらえる」と話していた。