寺田知事、来春の知事選へ出馬表明

長谷部議員の一般質問に答弁

「あきた21総合計画」推進に責任感じる(9月25日・月)

 寺田典城知事(60)は25日開かれた9月定例県議会の一般質問に答え、来春に予定されている知事選に向け、「私は、平成9年4月就任以来、常に県政は県民と共にあるべきものと考え、県民に開かれた透明性の高い県政、簡素で効率的な県政の確立を目指して努力してきた」と述べると共に「県政には、経済の活性化と雇用の確保、農業問題、さらには少子高齢化対策や環境対策、高度情報化や分権型社会への対応など課題が山積している。県民一人ひとりの知恵と経験、意欲と汗が活かされる豊かなふるさと秋田を創り上げていくためには新しい視点に立った社会システムの再構築が不可欠だ。『あきた21総合計画』はそうした思いを込め、県民と語り合いながらまとめたもので、目標を達成するには県民とのパートナーシップが大切だし、新計画推進に向けて勇気と責任を感じている。県民と共に作り上げた『新計画』を羅針盤として『県民参加と相互信頼』のもと、県政の舵取り役を引き続き担わせていただき、21世紀の秋田創りに努めることが私に課せられた責務だ」と来春の知事選に向けて立候補の決意を表明をした。長谷部誠議員(由利郡選挙区選出・県民クラブ)の質問に答えた。

 長谷部議員は「寺田知事は過去の時代のいわゆる『負の遺産』と言われた食糧費問題、県木住・畜産開発公社の第3セクター問題、能代産廃問題など大変な困難を伴う問題をいち早く着手、県民の納得のいく方向で処理された。その優れたリーダーシップと卓越した行政手腕を含め、県民とともに高く評価する」などとして寺田知事の行政手腕に高い信頼を寄せた。さらに県立大学の開学、日本海沿岸長距離フェリーの就航、新たな国際コンテナ航路の開設、秋田空港の夜間駐機の実現などの実績や県財政の建て直し、そして「秋田21総合計画」を「県民対話重視の姿勢」でまとめたとして高く評価、その計画を「画餅に終わらせることなく、実りあるものに育て上げるためには計画の提唱者である寺田知事自らが、責任を持ってさらなるリーダーシップを発揮すべきだ」と出馬表明を促した。長谷部議員は「知事、どうか、自信を持って、新しい総合計画の実現に邁進していただきたい」と答弁を求めた。

 寺田知事は97年4月20日に行われた知事選に横手市長を辞して無所属で出馬、当時の新進党や社民、太陽、公明の推薦を受けて29万1589票を獲得、初当選を飾った。自民推薦の前県総務部次長の佐竹敬久氏=無所属=は26万3481票で寺田氏に2万8108票の差を付けらた。自民党の総力を挙げての戦いとなったが、厳しい県庁批判の逆風に退けられた。他に民主推薦の新人、共産推薦の新人も出馬したが、それぞれ6万4549票、3万6859票と伸び悩んだ。

 一方、県政野党の最大会派・自民党は国会議員などの名を挙げて、独自候補を立てて県政奪還を図りたいとしているが、その調整はまだ流動的だ。