アイワ秋田工場閉鎖へ

従業員100人は今月末で解雇

ハローワーク大曲「求人開拓に全力」と手続き(4月19日・木)

 AV(音響・映像)機器メーカーのアイワ(本社・東京)の子会社で、仙北町横堀にあるアイワ秋田(菅原康吉社長・資本金4000万円)が、今月末で工場を閉鎖することになった。従業員100人は全員解雇される見込みで、求職申し込みを受けたハローワーク大曲では「雇用保険の適用を受けられるのは5月に入ってからだが、求人開拓に全力を入れたい」と話す。同社から再就職斡旋の相談を受けた町役場でも「地元の大手誘致企業などに当たってお願いしているが、こういう状況だけに厳しい」と困惑している。

 アイワ秋田は県の誘致企業として1989年に同町に進出。MD、CDコンポなどの組み立てを行っていた。売上高はピーク時の98年で3億円あったが、昨年度は2億円にまで落ち込んでいた。こうしたことから5月中旬には「アイワ岩手」に吸収合併されることになっていた。しかし、親会社であるアイワが、国内生産から撤退することになり、基幹工場である「アイワ岩手」も来年3月までに閉鎖することから「アイワ秋田」の閉鎖が先行して決まった。

 従業員は男性20人、女性80人で平均年齢は31歳。ハローワーク大曲では「アイワ秋田さんからは17日に求職申し込みを受けた。とにかく雇用保険を受けられるよう手続きを取り、求人開拓に全力を挙げたい」と話す。しかし3月末現在での有効求職は2928人で、このうち雇用保険の受給者は1897人となっている。一方、有効求人数は1408人。有効求人倍率は約0・5倍で10人の求職者に対してその半分しかないという厳しい状況だ。