参院選へ出馬表明

社民党の佐々木県議、本紙と会見

生活者重視、憲法を暮らしに活かす政治と抱負(4月20日・金)

 参院選に出馬する佐々木県議7月の参院選秋田県選挙区への出馬表明をしている社民党県連代表で県議の佐々木長秀氏(52)=仙北郡選挙区、西仙北町=は20日、大曲市白金町の党大曲仙北地方協議会事務所で本紙と会見、「利権政治から国民を主人公とする政治、大企業優先の政治から生活者重視の政治、そして憲法改悪を勧める政治から憲法を暮らしに活かす政治を目指して立候補を決意した」と述べた。参院選には現職で自民党の金田勝年氏(51)と、民主党の前県議・高松和夫氏(59)、共産党の前県議・鈴木俊夫氏(50)の出馬が決まっており、4人による戦いが展開される公算が大きくなった。

 同党県連は3月11日に開催した常任幹事会で佐々木氏に出馬を要請、佐々木氏も前向きの姿勢を示していたが「知事選が終わってから判断を下したい」としていた。そして17日に秋田市で開いた拡大常任幹事会で佐々木氏の擁立を正式決定、党本部に公認申請していた。県議は6月議会最終日に辞職すると言う。

 佐々木氏は出馬表明後、県内各郡市ごとの社民党事務所に顔を出したり元社会党代議士や元同党参院議員らに精力的にあいさつ回りしていると言う。今後も5月16日まで県内各地を回っての活動を続け、16日以降は宣伝カーを繰り出し全県各地で街頭宣伝を繰り返し、知名度アップに努めたいとしている。そして夜は励ます会や座談会をこなし、支持層拡大を図りたいと戦略を練る。5月1日には大曲市浜町の畠山歯科の隣にある空き店舗を借りて後援会事務所を開設する。

 出馬に当たって佐々木氏は「県議を5期18年間務めた。その経験を活かし、中央集権的な政治から、地方の個性を発揮できる地方分権の政治を確立したい」と述べた。そして「自民党は景気回復のためにと大企業優先の大型公共事業をやり、その一方で財政再建を進めようとしているが、これでは財政が破産する。いま県内では雇用・農業・生活に対する不安と不満の声が渦巻いている。雇用の場の確保のためには福祉施設の充実が必要だ。そして農業の再建、教育、医療の充実など生活者優先の政治へと転換を図りたい」と決意を述べた。そして「知事選は反自民の声で圧倒的な大勝利となった。その余勢をかって勝利を目指したい」と社民党として応援に力を入れた知事選の余波に乗ろうとしている。

 民主党との統一候補擁立を狙う動きに対しては「昨年秋ごろだったらその余地もあったが、もう時間がない。無党派層の台頭と言う政治不信を生んだのは野党にも責任がある。ただ数合わせでの反自民ではなく、政治の中身をきちんとさせないと国民の支持は得られない」と生活者の視点に立った政治、平和憲法維持を強調した。

  佐々木氏は大曲高校から拓殖大中退。1975年、当時社会党の細谷昭雄元衆院議員の秘書を務め、83年の県議選で初当選。連続5期目。現在、社民党県連代表、県出稼組合連合会書記長。自宅は西仙北町木原田字木売沢118。