8月から通年運行へ
中心市街地の活性化と高齢者の足の確保へ(4月26日・木)
大曲市は25日、循環バス運行検討委員会(委員長・高野昭次助役)を開き、昨年夏と今冬の2回にわたって試験運行した市内循環バスを8月1日から通年運行とすることを決めた。自治体が運行するコミュニティーバスの本格導入は県内で初めて。
バスは郊外型店舗の進出やモータリゼーションの進展で空洞化が進んでいる中心市街地への買い物客の誘導による活性化や高齢者など、交通弱者の交通手段確保などを狙いに試験運行した。その結果、昨年夏は4478人、冬期は6526人の計1万1004人の利用があった。1日平均約90人が乗車したことになる。利用者からアンケート調査を取った結果、夏期・冬期合わせて896人から回答が寄せられ、「今後も循環バスが必要と思うか」の問いに対して9割以上の人から「必要だと思う」との回答が寄せられ、継続を希望する声も多かった。また利用者の半数以上が60代から70代のいわゆる交通弱者だったことや商店街からも通年運行を望む声も多かったのが背景となった。
運行コースは今冬の試験運行と同じで、ジョイフルシティーのバスターミナルを始点に大曲駅〜サンロード商店街2番街〜同3番街〜大町〜浜町交差点〜船場町入口〜花園病院〜花園団地〜市役所〜税務署〜警察署〜サンクエスト入口〜日の出町〜市立大曲病院〜中飯田会館〜笑の口団地〜市民会館〜シルバー人材センター〜桂公園入口〜須和町三叉路前〜こぶし児童館〜土地区画整理事務所〜サンロード入口〜大曲駅〜組合病院入口〜バスターミナルの順でバス停が設けられる。ルート内には商店街だけでなく医療施設、老人社会施設、公共施設、保育園、学校なども多く、人びとの交流を活発化させ、まち全体の活性化に寄与すると市。
1周約9キロで午前9時から午後4時まで1時間おきに1日8便運行する。運賃は一律100円で未就学児は無料。バスは試験運行に使った25人乗りのマイクロバスを使用する。運行は羽後交通に委託し、運行経費の不足分は市が負担する。これまでの試験運行の結果、年間約1000万円の予算が必要と見込み、6月の定例議会で補正予算を組むことになった。運行は8月1日から03年3月31日までとし、02年10月に利用状況を見て04年度以降も継続するかどうかを検討すると言う。