ワールドゲームズに備え英会話を特訓
大曲消防署と六郷分署員、救急車出動要請へ対応(8月2日・木)
「ハイ、こちら119番」「Oh my God.I had a car accident(おー。我が神よ。私の車が事故を起こしました)」「???」。秋田ワールドゲームズが16日から開会し、六郷町ではアスパルを主会場に18日から22日まで「コーフボール」が開催される。オランダ、台湾、ベルギー、オーストラリア、イギリス、ポルトガルの6カ国から選手役員を入れて約130人の参加が予定されている。もしも外国人から「119番」通報が入ったらどうするか。広域消防大曲消防署と六郷分署では1日と2日、大曲市の勤労者福祉センター「サンクエスト大曲」で英会話教室を開いて、外国人からの119番通報への対応を学んだ。
六郷町役場とワールドゲームズ実行委員会が後援し、六郷中学校で英語指導助手をしているカナダのトレバー・レアールさんと同実行委員会のメンバーの一人でオーストラリアのアダム・ジェンキンソンさんが講師を引き受けた。消防署からは2日間で延べ50人ほどが受講した。
早いチームだと3日から同町に滞在し、練習を開始するグループもいる。15日までには全チームが同町に滞在することになる。もしも外国の選手たちが単独行動中に何らかの事故に遭ってけがをし、119番通報をしてきたらどうするか。署員にとっても悩みのタネだった。しかし、手をこまぬいているわけにはいかないと六郷町役場に相談、2人の講師と通訳を派遣してもらうことになった。「英会話を習うなんて30年ぶりかな」。教室は午前9時から11時半までの2時間半。20代の署員に混じっておずおずと受講に駆けつけた中高年の署員は苦笑い。
英語指導助手として3年間、六郷町に滞在したと言うトレバーさんは「2時間半で英語を教えるのは無理ですから、今日のレッスンはコミュニケーションを深めるためのキーワードを中心にします」と話す。「I play baseboll at Tokyo dome」と署員を前に読み上げ、「分かりますか?。ベースボールと東京ドームの単語で何となく東京ドームで野球をするという意味が伝わるでしょう。それでいいんです」と励ますトレバーさん。
そして2班に分かれての教室が始まった。トレバーさんは用意したテキストを署員に手渡し、双方で電話を取りながら「Slow down please(ゆっくり話してください)」「Where are you?(今、どこにいますか)」など119番通報を受けた時に聞くべき要点の会話を繰り返し、繰り返し練習させていた。一方のアダムさんは英会話のテープを署員に聞かせながら、発音を読み取る訓練を求めていた。署員たち今後、実行委員会から渡されたガイドテキストに目を通しながら大会に備えて自習し、外国人との応対を勉強する。