大曲の花火

堤防上での見学は禁止へ

明石市の事故を教訓に警備を強化(8月3日・金)

 堤防の階段では禁止されてるにも係わらず場所取りも始まった大曲の花火実行委員会(委員長・石川勝三大曲商工会議所会頭)は2日、大曲エンパイヤホテルで開き、今月25日に雄物川河川敷を会場に開催する花火大会の警備について協議した結果、毎年、観客で埋まる右岸堤防道路での観覧を禁止し、横断以外は全面的に立入禁止することを正式に決めた。兵庫県明石市の花火大会での将棋倒し事故で多数の死傷者を出した教訓を受け、大曲署や広域消防本部などと検討した結果、緊急車両をスムーズ通らせるなど安全対策上やむを得ない措置とした。

 大曲橋(通称・金谷橋)から姫神橋までの右岸堤防道路約1600メートルは河川敷に造られる桟敷席及び堤防下の一般観覧席への通路として利用されるだけでなく、堤防斜面と堤防上の道路は立錐の余地もないほどの観客とカメラマンで埋まっている。これまでも堤防上に座っての観覧は通行の邪魔になるとして止めるよう警備のガードマンや消防署員が注意していたが、制止がほとんど効かなかった。今回はガードマン、消防署員、警察、それに実行委員会のメンバーからも大幅に増員を図り、堤防上で座ったり、立ち止まっての見学は徹底した呼びかけで排除したいとしている。また大曲橋と姫神橋上での見物も禁止する。

 委員会ではその分は昨年、大型バス160台分の駐車場として使った広場を一般観覧用として空けるほか、露店業者の車の駐車も大曲橋側に移動させ、桟敷後ろを仕切っていた延長700メートルのフェンスも川寄りに5メートル下げ、一般観覧スペースを広げたいとしている。また、目的地を記した照明付きの看板も従来より大きくし、設置カ所も増やし、帰り客の分散も図りたいとしている。一方、堤防階段では禁止されてるにも関わらずビニールテープを張って場所取り合戦も始まった。