神岡町、大曲市で開催
少子化問題、5〜10年で歯止めを(8月8日・水)
知事の市町村懇談会が7日、神岡町と大曲市で開かれた。大曲市では午後3時半からグランドパレス川端を会場に開催し、県側からは寺田典城知事、山口博司仙北地方部長、それに県庁から秘書課長、市町村課長、仙北総合庁舎の各事務所長らが参加。大曲市からも高橋司市長や各部長らが出席した。意見を述べる市民代表は保育会や校長会、体育協会、大曲商工会議所、医師会、老人クラブ、社会福祉協議会、認定農業者会など各界代表から27人が選ばれ、市議会からも各会派代表5人が出席した。懇談会は3年かけて知事が全県市町村を訪問するもので、今日8日は角館町でも開かれた。
知事は「小泉内閣の言う聖域なき構造改革がどのような予算を組んでくるのか関心を持っている。道路特定財源の見直し、地方交付税の削減とか言っているが、削るだけの見直しはおかしい。親方日の丸の国債を発行してモノを造るということはこれからは出来ないだろう。我々も要求だけでなく、自治体としての努力も必要だ。県は市町村あっての県庁であり、やれるものはやっていく。男女共同参画、経済構造改革、雇用の創出、農業も大変な痛みを被っている。この地域の発展になるようなご意見を聞かせていただきたい」と述べた。
市民からは▽子育て100人委員会に参加しているが、会議を秋田市だけでなく、県北や県南など身近な所でも開いてもらいたい▽21世紀を背負う青少年を育成するためにも国際系大学はぜひとも実現すべきだ▽市町村合併への知事の考え▽スポーツ施設の充実▽がん検診への補助など地域医療の充実▽新しい事業に取り組みたいと行政に相談しても組織でないと受け付けてもらえない。本当に頑張ろうとしているならグループでなくても支援すべきだ▽農業の後継者育成に力を貸してほしいなど活発な意見が出された。
これに対して寺田知事は子育て・家庭づくり100人委員会など会議の開催地は地方への分散も約束し、少子化問題に関しては「女性が社会に進出し、生きがいを持てる男女共同参画社会にするためには社会システムを変えて行かなければならない。子育てサポートやボランティアの育成など市町村とも話し合ってる。5〜10年で歯止めをかけ、プラスの方向に持っていきたい」と述べた。
さらに国際系大学に関しても「県議会もミネソタに行って調査しており、諸外国のことが分かるような大学にしたい」と意欲を示した。市町村合併に関しては「合併しなさいと県が言うべき立場でない」と市町村の自主性を尊重する立場を取った。またスポーツ、地域医療の問題に関しても「健康な県民づくりのためにも力を入れたい」とし、介護保険がスタートしても高齢者の施設が不足しているとの指摘に対しては「必要なものは造らなければならない」と理解を示した。個人事業への支援は「やれるものがあるかどうか検討してみたい」とし理解を示し、「役に立つシステムを考えたい」と答えた。
農業問題に関しては「農業で生計を立てられるようにしなければいけない。行政の支援は必要だ。プラスになる政策、建設的、前向きな農業政策を考えたい」と強い意欲を示した。