感動と興奮の開会式
秋田の伝統行事と祭りで沸く(8月17日・金)
第6回ワールドゲームズ(WG)の開会式が16日、秋田市の八橋陸上競技場で行われた。世界92の国・地域から約4300人の選手役員を迎えての大会。開会式は「伝統・躍動・感動」をコンセプトに午後3時から行われた。350人の県民合唱団と自衛隊の吹奏楽団による式典讃歌「まほろばの秋田」で幕を開けると、国際航空連盟のパラシューティング30人が真っ青な空から次々と会場に舞い降り、1万1000人の観客の度肝を抜いた。拍手と大歓声が巻き起こる中、男鹿の「なまはげ」と雄勝町の「小町娘」が先導となって選手団約1400人が、小中学生1200人にエスコートされて入場行進した。
遠山敦子文部科学大臣が「アジアで初めての大会。スポーツマンシップにのっとった素晴らしい競技を通じて友情の輪が世界に広がることを祈る」と開会宣言。続いて寺田典城知事が歓迎のあいさつ。国際WG協会のロン・フローリック会長、秋田WG2001組織委員会の林善次郎会長、国際オリンピック委員会のケバン・ゴスパー副会長のあいさつに続いて、水上スキーに参加する成田童夢君(15)、夢露さん(12)が「ハッピーに行こう。でなきゃ、お留守番よ」と爽やかな選手宣誓。会場から笑いと共に拍手が沸いた。
それにしても観客を興奮と感動の渦に巻き込んだのが午後4時から始まったアトラクション。西仙北町刈和野の大綱が約500人の担ぎ手によって入場し、雄綱と雌綱の綱合わせが演じられ、鷹巣町の綴子大太鼓の大地を揺すぶるような響きがあり、歌があり、約60人のモダンダンスと約300人による中学生のマスゲームの演技もあった。さらに秋田市土崎の港ばやし、鹿角市の花輪ばやし、角館町の飾山囃子(おやまばやし)の競演、秋田市の竿燈、ぼんでんの登場など秋田の伝統芸能と祭りがダイナミックに集合し、演じられた。
大喜びで参加する外国選手団の姿があった。観客席からはその選手団を励まそうと「ウォー」とばかりにウエーブも巻き起こり会場は熱気と感動に包み込まれた。世界から集まったスポーツ選手。その選手団を心からもてなそうと演じられた式典とアトラクション。秋田にもこんなエネルギーと情熱が在ったんだと感動させられた2時間だった。
WGは26日までの11日間、秋田市、雄和町、天王町、大潟村、本荘市、岩城町、横手市、六郷町の8市町村を会場に31競技(公開5競技を含む)170種目が行われる。