ワールドゲームズ

六郷町ではコーフボール

六郷中生が専属応援団を努め声援(8月19日・日)

 オランダ・ポルトガルの競技第6回ワールドゲームズ(WG)のコーフボールは18日、六郷町の総合体育館「アスパル」を開場に午後4時からオランダ対ポルトガル戦の第1試合が幕を開け、競技終了後の午後5時半からは開会式が行われた。同町にはオランダ、ベルギー、イギリス、ポルトガル、台湾、オーストラリア、日本(非公式)の6カ国1地域の選手役員114人が集まった。坂本茂弘町長は開会式で「コールボールを六郷町でと運動を始めて4年。町民は国際的なゲームを目の前で見られることに本当に感謝感激している。世界最高のチームが技と力の競技を展開してくれるだろう。これを機に六郷町民との交流の輪が広がることを期待する」と歓迎の言葉を述べた。町民は初めて迎えた国際試合に強い関心を寄せ、開会式が始まるころには体育館に用意した800席はほぼ満席となった。

 「フップ、フォーランド(ファイト、オランダ)。バババッ」「オーフェンス(攻撃しろ)。バババッ」。オランダ対ポルトガル戦が始まるとそれぞれの国の選手団ベンチ後ろに陣取った六郷中学校の応援合戦が始まった。オランダを応援するのは1年生87人。ポルトガルを応援するのは2年2組の35人。22日まで展開される競技期間中、全校生徒244人が、クラスや学年6グループに分かれて参加国の専属応援団を努めるという。

 コーフボールは高さ3.5メートルのポールに取り付けられた直径40センチの藤製のバスケットにボールを入れて得点を争うゲーム。バスケットボールに似た競技だが、ボールを受け止めるバックボードがない分、コントロールの高いシュートが求められる。男4人、女4人の8人で競技るゲームで、男性は男性を、女性は女性をディフェンスする。激しい勢いでボールがパスされ、時には片手で自由自在に受け止める選手たち。

 幅20メートル、長さ40メートルのコートを使って、アタックゾーンとディフェンスゾーンに分けられ、アタックゾーンに4人が、残り4人はディフェンスゾーンにいて、自チームの攻撃を見守る。激しい動きの中で10メートルから15メートルもの距離からのロングシュートが決まる。その都度、六郷中学生の応援席からは「オーッ。バババッ」と拍手や声援が飛ぶ。ベンチに控えた選手たちはその声に後ろをふり返り、笑顔を振りまいて喜びを共有していた。

 2階観覧席で見学していた千畑町の秋山悦子さん(63)は六郷町に在住する娘さんと試合の行方を眺め「ルールは分からないけどスピード、動きがあって面白い。それにこんなに身近に外国選手と触れ合えるなんて」と国際化時代の到来を喜んでいた。オランダ・ポルトガル戦はオランダの一方的な攻撃で29対12で終わった。

 専属応援団となって応援する六郷中生たち開会式では六郷東根小学校の児童20人が勇壮な「六郷太鼓」を演じて幕開けを盛り上げた。興味深そうに選手団や役員が耳を傾けて聞いていた。そして選手団の入場行進。爆竹が炸裂し、選手団を歓迎する。会場からは拍手と歓声が沸き起こり、手を振ったり笑顔を振り向ける選手たちに地元小学生たちは大喜び。カンガルーの縫いぐるみを手にオーストラリア選手団が入場すると子供たちは「ワーッ」と声援の声を一段と高めていた。歓迎のあいさつで坂本町長は前半のほとんどを英文でスピーチ。選手団からは拍手が送られていた。式典が終わると全国大会でも活躍している六郷中のステージドリル演奏も展開され、選手たちを温かく歓迎した。