中学生の国際交流(大曲市)

オーストラリアに行った4人が報告会

「自由を学んだ」「風景の大きさにビックリ」(8月21日・火)

 海外研修してきた中学生を迎える笹元教育長中学生の国際交流を深めようと大曲市からの補助を受けてオーストラリアに行っていた大曲中の齋藤由布子さん、有坂晴子さん、大曲西中の深谷安希さん、大曲南中の渋谷宗君の4人が21日、市教育委員会を訪れ、笹元嘉辰教育長らにお礼の報告をした。同市では1993年から市内3中学校から推薦を受けた4人の生徒を夏休み中に一人当たり20万円を補助し、海外研修生として送り出している。

 今回の研修には千畑町、河辺町、天王町の中学生も含め26人が参加。7月25日に成田を飛び立ち、8月1日までの一週間の日程でオーストラリアのシドニーに滞在した。シドニーではオリンピックスタジアムを見学後、ファームアクティビティで乗馬やブーメラン投げ、夜行性動物を視察、さらに羊の毛刈りなどを体験し、農場内の研修施設に宿泊。翌日からはホストファミリー宅に泊まって交流を深めた。

 一行を迎えた笹元教育長は「これからの日本を背負っていくのは君たちだ。今回のオーストラリア訪問で得た財産は大きいと思う。オーストラリアで体験したことを一人だけの思い出としないで多くの友だちに話してほしい」と話しかけた。そして一人ひとりがオーストラリアで体験した思い出を作文にして報告した。

 齋藤さんは滞在先のお母さんの案内で保育園に行った時の思い出を「外人の子どもと接したのは初めてだったが、日本人も外人も小さな子どもに変わりなく、国が違い、言葉が通じなくても心が通う喜びを知った」と報告した。有坂さんは「校内にお菓子の自動販売機があるなど学校がとても自由でオープンだった。自分と同じ年の女の子がピアスをすることも、化粧することも自由だった。自由な中で、自分で考え、行動する。そして自分に責任を持つ。オーストラリアで学んだことは自由と言う課題だった」と訴え、「これからはもっと英語を学び、秋田のいいところをアピールできるようにしたい」と再びオーストラリアに行くことが夢だと抱負を語っていた。

 深谷さんは迎えてくれた家族の人たちが「英和辞典」を借りて、自分のために日本語の勉強をしてくれた親切さに「自分では英会話を特別勉強したわけでなかったのでとてもショックだった」と語り、「今度行く時は、英語をペラペラに話せるようになりたい」と夢を語っていた。渋谷君はオーストラリアの風景を見ても、空や街全体の雰囲気でも何もかもが「段違いに大きいと思った」と語り、「思っていた以上に英語を聞き取れた」とホームスティとして迎えてくれた家族の人たちとの交流の思い出を語っていた。そして4人ともオーストラリアの人たちの優しさ、親切さに心から感動し、機会があったらまた行きたいと喜んでいた。