大曲バイパス4車線化促進

国交省湯沢工事事務所

02年度概算要求を発表、強首輪中堤は完成へ(8月30日・木)

 国土交通省湯沢工事事務所では29日、02年度概算要求の概要を発表した。県内陸南部地域の直轄事業を担当する同事務所では概算要求の中で「日本有数の豪雪地帯という環境と、美しい自然と豊かな水という財産と、急速な高齢化、人口流出という課題に対応しながら、地域の安全安心、魅力ある地域の創造と経済活動などによる地域間競争のある社会を目指し、住民の意見と関係省庁や県、市町村との連携、協力で効率的、効果的な事業の展開を図りたい」としている。また国、地方とも財政状況は極めて厳しいとし、限られた予算を「効率的かつ重点的な活用」が求められているとし「真に必要な社会資本」について、戦略的・重点的な事業の実施を図ると訴える。

 そして道路事業概要では▽東北中央自動車道と並行する一般国道の自動車専用道路である「湯沢横手道路」の用地買収及び継続の促進▽国道13号大曲バイパスは、4車線化の工事を継続促進すると共に大曲市福田町から花館地内までの約1.2キロ区間の供用を図り、渋滞ポイントの「国道105号交差点」の渋滞解消を目指す▽神宮寺バイパスは用地買収の継続促進を図る−としている。

 河川事業では冠水被害軽減対策事業として実施している西仙北町の「強首輪中堤」は旧強首橋の撤去を行い、輪中堤事業の完成を目指すとしている。この事業は雄物川中流部の無堤区間で、最も大きい集落である強首地区を堤防で囲む「輪中堤」を築造し、治水効果の早期実現を図り、移転先を輪中堤内に確保することで地域コミュニティの維持を図ろうと1996年から工事に着手している。

 このほか東成瀬村の成瀬ダムに関しては用地及び工事用道路の継続促進のほか、調査・設計事業の継続実施をしたいとしている。このダムは1983年に県が実施計画調査を開始し、91年度から直轄事業として進めている。雄物川流域の洪水被害の軽減と国営かんがい排水事業「平鹿平野地区」約1万50ヘクタールへの安定した農業用水の供給、そしてダム下流域の市町村(湯沢市、増田町、平鹿町、十文字町、南外村、西仙北町)に対する水道水の供給と発電を目的としたダム。2020年度(平成29年度)の完成を目指している。