楽しく学ぶコメ・こめ展
めんこいななど米の試食会も企画(12月7日・金)
大曲市内小友の県立農業科学館で「楽しく学ぶコメ・こめ展」が開かれている。日本人の主食である米について品種から生産、料理法、そして加工までを紹介する展示会で来年1月27日までの開催。
第一展示場では「稲作とコメの流通・消費」と題し、全国各地で生産されている米の流通、都道府県別に生産量の多い上位3番までの米を紹介。全国で最も作付けの多い品種はコシヒカリで36.3%、秋田のエースであるあきたこまちは8.2%で4番目となっている。
こうした人気品種のルーツをたどると親となる米は1921年に誕生した陸羽132号となる。この品種は同市四ツ屋にある東北農業研究センター大曲キャンパスの前身である東北農業試験場が開発したもので、コシヒカリやひとめぼれ、あきたこまちも陸羽132号の子どもや孫にあたる。
また全国で植えられている玄米46点も展示され、その実物が観られるのも農業研究者にとっては貴重な機会だ。その中には東北農業研究センターが開発命名した「シルキーパール」や紫黒米の「おくむらさき」、日本初の「朝紫」など最新品種と県の奨励16品種を玄米と株稲で紹介している。
シルキーパールはもち米とうるち米を掛け合わせた低アミロース米で、ご飯のもち臭さが少なく、粘りがあるおいしい米として評判。冷めても硬くなりにくく、弁当やおにぎり、加工米に最適として注目されている。
同科学館の伊東公士主任学芸主事は「全国の米の中核をなしている品種は大曲で生れたものが多いことを知ってもらいたい」と話す。
米や野菜などに被害をもたらすカメムシの標本も東北農業研究センターの協力で展示している。
第二展示場では米の調理として今年行われたヤング・ライスクッキングコンテストの入賞作品、平成13年度農業クラブ全国大会で文部科学大臣奨励賞を受賞した大曲農業高校家庭部の「ライスDEパスタ」や世界の米料理などを写真や見本などで展示している。
またヘルシーフードとして世界が注視する米は食糧以外の加工品としても多く利用されている。味噌や醤油はもとより、アイスクリーム、米ぬか石?、洗剤、入浴剤、化粧品などで第三展示場で見られる。
コメ・こめ展では期間中にさまざまな催しも企画されている。毎週水曜日午前11時から水稲最新品種のシルキーパールやめんこいななどの試食ができるほか、コメどん菓子の実演とプレゼントは毎週土、日曜日午後1時半から。
9日午前10時からは米料理教室、16日と1月14日、26日は「おにぎり体験・試食」も。1月6日と27日午前10時半からは「もちつき体験と試食」、1月20日午前10時からは「お菓子作り教室」。さらに23日午前10時からは「クリスマス料理&テーブル・クラフト」教室が開かれる。備蓄米を使ったメニューと、稲穂や木の実など自然の恵みを活かした森のテーブル飾りで、素敵なクリスマスの演出を楽しめる。それに大曲農業高校家庭部のライス・パスタの試食会もある。参加料は300円。申し込みと問い合わせは同科学館(0187−68−2300)へ。