秋田県で初の日本学士院会員に(12月13日・木)
大曲市出身で恵泉女学園大学長、東大名誉教授の荒井献(ささぐ)氏(71)が12日に開かれた日本学士院(長倉三郎院長)の総会で、新会員に選ばれた。日本学士院会員の誕生は秋田県では初めて。荒井氏を知る人たちは「学者ぶらず気さくな人。大曲市民として誇りに思う」と喝采の声を上げている。
荒井氏は大曲市の内科医院・荒井嗣氏の実兄。大曲市栄町で出生。秋田高校を経て東京大学教養学部卒。これまで「原始キリスト教とグノーシス主義」、「イエスとその時代」「イエス・キリスト」などキリスト教に関する多くの著書を出している。キリスト教成立時に正統とされた初期教団と異端とされたグノーシス主義との関連を解明した功績が認められた。エジプトの母国語であるコプト語の世界的な権威者で、最近、岩波書店から荒井献著作全集10巻を出版、ベストセラーになっている。
日本学士院の会員は、学術面で顕著な功績があった研究者から選ばれ、250万円の終身年金が支給される。自宅は川崎市宮前けやき平10の2の605。