県南の大雪続く

大曲市で積雪63センチ

高齢者除雪サービスが大好評(12月19日・水)

 雪の壁の中を登校する高校生先週末から降り出した雪は休むこともなく降り続け、県仙北建設事務所の調べでは大曲市の積雪は19日朝で63センチとなった。郡内は田沢湖町生保内で16センチ、西仙北町刈和野46センチ、角館町35センチ、太田町56センチ、南外村67センチなどとなっている。

 大曲市の積雪63センチは12月にしては異例の積雪量だ。この大雪で14日から除雪車も休むことなく出動。市内では早くも屋根の雪下ろしをする家も出てきた。

 市福祉事務所高齢者福祉係では今年も「高齢者除雪サービス事業」の受け付けを始めているが、19日までに90軒の世帯から申し込みがあった。この事業は一人暮らしのお年寄りや高齢者夫婦だけの世帯で、除雪車が置いていく雪の塊を体力的に寄せれないなどの場合、玄関の出入り口だけを確保しようと1999年から始めた。市建設業協会に委託して行っているもので、除雪車が出動した日に除雪請負業者の従業員が2人一組となってその後を追い、玄関前だけ概ね1間幅(約1.8メートル)の除雪をする。国道、県道、市道を問わない。 最初の年は63件の申し込みがあり、昨年は74件だった。大雪となった今年は一気に増えたと高齢者福祉係。

 除雪車が置いていく雪の塊の排除は若い人でも大難儀だ。1シーズン6000円で請け負う。しかも除雪車が1日に2回以上運行した場合は、2回まで雪寄せする。今回のような大雪だと14日から連続して6日間もその雪寄せ班が出たことになる。

 ただし、あくまで玄関まえに限っての雪寄せで、車庫前は請け負わない。作業は雪を寄せるだけなので、流雪溝があってもそこへは入れないなど細かい制約もある。肉体労働だけに業者の従業員にもあまり無理な依頼はできないためだ。それでも体力的に弱ったお年寄り世帯からは「大助かりだ」と喜ばれているという。