名水百選の町から六郷キムチ誕生
明日からタカヤナギ全店で一斉販売へ(12月21日・金)
キムチと言えば韓国伝統の漬け物だが、その独特の辛さと歯触りの良さは日本人にも親しまれ、最近はスーパーなどでもヒット商品となっている。そのキムチで町おこしをしたいと、名水百選の六郷町から「六郷キムチ」が誕生した。明日22日から大曲市に本社を置く「タカヤナギ」の全店舗17店で一斉に発売される。
同町で塗装会社を経営している田口長治郎さんと大曲市のアネスト岩田の総務課長をしていた山崎雄一さんらが出資者となって有限会社「六郷インターナショナル(田口長治郎社長・資本金800万円)」を設立させ、同町の温泉「あったか山」近くの同町六郷東根字下馬転に工場を構え、生産しているもの。
六郷キムチは韓国内でキムチ用に栽培している白菜と大根を取り入れ、町から紹介された同町の農家の人たちが栽培。そして日本獣医畜産大学教授の金子憲太郎農学博士や福島県の漬け物会社「天宝ディリーフーズ」の阿部崇治工場長の指導とアドバイスを受け、さらに韓国江原道原洲市出身で京都大学院生のアドバイス、それに同市出身の女性の手で作り上げられた。また県総合食品研究所の指導を受け、秋田の“しょっつる”とトウガラシを混ぜた新種のキムチとした。
さらに販売先のタカヤナギのバイヤーから4カ月かけて試食を重ねてもらい、日本人向けの味へと改良した。山崎さんは「湧水群の六郷町と水事情の悪い韓国内で直接、飲める湧水が出ているのは江原道原洲市。この水という共通点が六郷キムチの出会いのきっかけとなった。健康的な漬け物の一つとして、また従来の浅漬け風とは少し違うこだわりのキムチとなった」と話す。
同社では今後、タカヤナギだけでなく東北一円に販売ルートを広げ、地元では六郷町づくり株式会社でも販売し、町おこしにつなげたいとしている。またインターネットでも通販の計画を立てている。さらに各種韓国料理の惣菜の製造販売、高麗ニンジン、韓国のりや調味料の販売なども手がけたいとしている。
プラスチック容器入りで400グラム450円、800グラム入りは800円。