特選に荒井、伊藤さんの3句が入選(2月1日・木)
大曲市の「新春市民俳句大会」はこのほど広域交流センターで開かれ、市民76人から合わせて152句が寄せられた。大曲中学校の和田文男校長を講師に迎え講師選を決めたほか、大曲市俳句懇話会の役員が幹事共選句を、参加者が互選句をそれぞれ選んだ。
選者の和田さんは現代俳句協会の会員で句集「雪眼集」を出すなど俳界の第一人者。特選や秀逸、佳作など28句を選んだ。
その結果、特選3句のうち同市上大町の荒井礼子さんの作品2句が選ばれたほか、秀逸5句では同市若竹町の小池寒郎さんの作品2点が選ばれた。入賞者と作品は次の通り。
【講師選】
◇特選
福寿草飛び出し絵本のアルファベット 荒井 礼子(上大町)
初風呂やあひる浮かべて百数ふ 伊藤 教子(戸巻町)
初鴉黒を黒とし憚らず 荒井 礼子(上大町)
◇秀逸
新世紀傘寿の春を歩き出す 小池 寒郎(若竹町)
染髪も弾く初春の交響曲 櫻田北投石(田町)
楪(ゆずりは)や女系家族のゆるぎなし 佐々木徳子(福見町)
山塊に奥嶺重なり初太鼓 下仁田夕瀞(日の出町)
傘寿まで生き?(なずな)打つ 小池 寒郎(若竹町)
◇佳作
娘の家のまどいの中に去年今年 冨樫 よし(栄町)
理髪店出て正月の顔となる 吉川 長一(日の出町)
癒えし目に溢る涙や初鏡 大野 一郎(上栄町)
買初や巳歳の土鈴振って見る 小笠原光吉(上大町)
墨の香のほのと端座の初硯 後藤 忠男(船場町)
マネキンの遠まなざしや初売場 進藤 芽風(上栄町)
初売りや大道芸に子ら集い 谷川流星子(若竹町)
お降りや廃れて遠き川港 平野 花房(丸子町)
月光をつつむ吹雪の除夜の村 佐藤とみえ(内小友)
老翁のすこしためらふ着衣始 澤田 草光(藤木)
【互選】
理髪店出て正月の顔となる 吉川 長一(日の出町)
ひと筆の賀状の温くみ汀女の句 伊藤 教子(戸巻町)
修学僧里の匂ひの初荷解く 澤田 草光(藤木)
まだ残る鯉の荒息初料理 打川 英子(内小友)
初笑ひ米寿の父の食太し 加藤 百桜(仙南村)
初雀一樹の絆深め合ふ 澤田かつ子(藤木)
【幹事共選句】
初雀一樹の絆深め合ふ 澤田かつ子(藤木)
一月や山立ってくる川の合い 加賀谷富雪(花館)
水湛ふ朽ち舟一艘年新た 高階 参草(飯田)
初鴉黒を黒とし憚らず 荒井 礼子(上大町)