県内大荒れの天気に

猛烈な吹雪が見舞う

交通事故も多発、大曲署管内で36件(2月3日・土)

 猛烈な吹雪で車は視界をさえぎられる(午後4時撮影)強い冬型の気圧配置が入り込んでいる県内は3日朝から猛烈な吹雪に見舞われている。秋田地方気象台の発表によると午前11時現在の気温は横手市で零下5度まで冷え込み、強い風と雪による吹き溜まりで道路も寸断され、交通がマヒ状態に陥っている。大曲署が3日午後5時までにまとめた吹雪による視界の悪さで発生した交通事故は36件にも上っているという。

 目の前を細かい雪がものすごいスピードで飛んで行き、数メートルさえ先が見えない。数歩足を進めるだけで全身が雪で真っ白になる。車はライトを点けっぱなしで走って来るが、ドライバーは「怖くて走れない」と悲鳴をあげる。幹線道路さえも吹き溜まりで車の行く手をさえぎる。正午ごろ、タカヤナギイーストモールから六郷町方向へと国道13号大曲バイパスを走ったが、国道でさえも吹き溜まりが出来てハンドル操作を狂わせる。国道から大曲南中学校へと通じる市道を走ったが、時折、襲う吹雪は完全に視界を奪い、真っ白になってどこを走っているのかさえ感覚がつかめない。しかも道路は吹き溜まり状態となり、対向車が来ると停まって待つしかない。

 大曲市除雪センターでは3日朝から除雪を請け負っている市内17業者に除雪車の出動を要請し、センターからも休日を返上して5台の除雪車が総力を挙げて吹き溜まりの発生しやすい農村部を中心に幹線道路の確保に当たっていると言う。しかし、あちこちで視界を奪われた車が道路片側の雪の壁に突っ込んだり、側溝にタイヤを落とすなどして動きが取れなくなった車の救助にも時間を取られ、朝から出動した午後5時近くになっても除雪車はまだ半数も戻れない状態だとセンターでは大荒れの天候に緊張を高めている。

 この日も営業を続けている市内の商店や会社では「暗くなってからでは帰られなくなる可能性もある」と事務所や店を早めに閉じ、従業員を早退させた所もある。この吹雪、明日も続きそうだ。明日4日は立春。