県南の降雪強まる

大曲市の積雪は135センチに

除雪費1億7000万円は底を突く(2月16日・金)

 住宅街は雪の壁に埋もれた(大曲市田町で)強い冬型の気圧配置にすっぽりと覆われたままとなっている県内は16日朝、県南を中心に再び激しい降雪を見せた。湿度を含んだ雪が視界を奪う勢いで降り、国土交通省湯沢工事事務所では同日午後1時に「雪害対策本部」を設け、今後の除雪を県と各市町村との連絡を強化するなど警戒態勢を敷いた。一方、大曲市も同日朝までの積雪量が135センチ(大川西根の除雪センター調べ)に達したため、警戒態勢を強め、今後の積雪量が150センチに達し、交通のマヒや市民生活に著しい影響が出そうな場合は「雪害対策本部」の設置も検討したいとしている。同市の累計積雪量は16日朝までに471センチとなった。

 同市が今冬の除雪費として組んだ予算は1億7000万円。今年は大雪の日が多く、時間外の除雪車の出動、それに伴う人件費の増、さらに排雪用に借りたダンプカーなどの燃料代で除雪費は底を突き、このままの雪が続いたら3000万から4000万円は足りなくなるだろうとの見通しだ。昨年は1月まで暖冬だったが、2月に入ってから雪が集中的に降り出し、最終的に1億8000万円が雪に費消した。

 同市の除雪車は直営が10台、さらに民間17業者が持つ52台の除雪車で道路の確保に当たっている。雪害対策本部を設けた場合は幹線道路と生活道路の除排雪を24時間態勢で行うことになるが、問題は本部を設けると「すべてが市でやってくれるものと市民に誤解を与え、苦情も多くなる点。痛しかゆしの面もある」と建設部。除雪によって玄関に置かれる雪は原則的に個人が処理するべきだが、狭い住宅地などは雪を寄せる広場も雪で埋もれており、今後はその雪の排除も強いられることになる。
 一方、仙北郡内でも豪雪本部や雪害対策部などを設けた町村が増えており、雪は日増しに災害型へとなってきた。