親子ペア非行防止標語とメッセージ

大曲駅前地区青少年健全育成活動が募集

親と子のほのぼのとした愛情の標語とメッセージ(2月17日・土)

 大曲駅前地区青少年健全育成実践モデル地区活動推進委員会など3団体主催の「青少年健全育成研修会」が16日、大曲プラザたつみで開かれた。警察庁から4度目の青少年育成実践モデル地区の指定を受けたのを機に親と子の絆をより深められる活動をしたいと冬休み中に大曲市内の小中学校を対象に「親子ペア非行防止標語」と「メッセージ作品」を募集、その表彰式が席上で行われた。

 研修会には約50人の関係者が出席、始めに太田欣次郎同委員会長が「親子の触れ合いを深め、みんなが参加してもらえる活動を実践したいと親子ペア標語とメッセージを募集した。とても関心が高かったようで標語は528点、メッセージは75点集まった。その内容も素晴らしいものだった」と評価した。そして優秀賞、優良賞に選ばれた親子に表彰状を贈った。親と子が標語とメッセージを交換すると言う今回の企画は、明るく健全な子どもの育成を願う親と子のほのぼのとした愛情が伝わって来る内容で、参加した人たちも作品に目を通しながら感動していた。

 小学校低学年の部で優秀賞に輝いた三浦耀平君(花館小2年)は「がまんする心も大じ、ぼくのため」と「あんまり怒らないで」と親に注文すれば、お母さんの道子さんは「新時代 担う宝は吾が子たち」と応じる。優良賞の田中幹二君(四ツ屋小3年)は「ねえ、母さん『あとで』じゃなくて、今聞いて」とお母さんに甘えれば、母の佳子さんは「ちゃんと聞くから、すねないで。ちゃんと見てるよ、大丈夫」とほほえましい。鈴木春奈さん(四ツ屋3年)の作品は「お父さん、お母さん、いのちという、たから物をありがとう」と感謝を述べれば、母の尚子さんは「あなたの命は、私の宝。大事にしないと、許さない」と親の本音をぶっつける。

 一方の親と子のメッセージにも傑作が多い。親も子も171文字以内に収める内容だが、優良賞の加藤結香さん(内小友小5年)は「お父さん、新年の抱負で、『禁煙する』と言って何年目?。いつも私にいろんなお説教するけど、毎年こうだとちょっと説得力ないよ。私のことは何も心配いりません。お母さんにかくれてタバコを吸ったりしてるお父さんのほうがむしろ心配。お母さんは世界一いい人だけど、そんなお母さんに甘えてばかりではダメ!。『いい子』にしていれば、老後は私が楽させてあげるからね」とお父さんのタバコを厳しく、そして愛情いっぱい込めて注意する。お父さんの義彦さんはこれを読んで困ってしまったのか、禁煙にはふれず「私自身も中高生の頃は脱線することもあった。しかし最近の少年犯罪では、とりかえしのつくことだけでなく、とりかえりのつかないレベルのことが起きている」と少年犯罪に目を向けた。

 同席していた伊藤昭大曲警察署長は「今回の親子の非行防止標語、メッセージに目を通すと親子の温かい会話が浮かんで来るようで感動させられた。昨年は少年による凶悪な犯罪が多発したが、少年の問題は根が深く簡単には解決しない。警察としても少年補導センターから少年サポートセンターへと組織を再編して少年の健全育成に努めたい」とあいさつしていた。表彰式の後は財団法人モラロジー研究所社会教育講師の横尾昭男さん(山形県)が「地域おこしと親子のふれあい」と題して講演した。今回の入賞作品は印刷され市内全戸に配布される。受賞者は次の通り。

 【標語部門】
 ◇小学校低学年▽優秀賞=三浦耀平(花館小2年)▽優良賞=田中幹二(四ツ屋3年)、鈴木春奈(同)、佐藤康(同)
 ◇高学年▽優秀賞=柏原大幹(四ツ屋6年)▽優良賞=伊藤直貴(大川西根5年)、佐々木翔平(同6年)、高橋桃実(東大曲6年)
 ◇中学校▽優秀賞=鈴木麻美(大曲1年)▽優良賞=千葉光葉(大曲1年)、佐々木真理(同2年)、川越優美(大曲南1年)

 【メッセージ部門】
 ◇小学校低学年▽優秀賞=武田海(東大曲1年)▽優良賞=古屋茉伊(内小友3年)、加藤豊(同)
 ◇小学校高学年▽優秀賞=高橋なつか(大曲6年)▽優良賞=加藤結希(内小友4年)、加藤結香(同5年)
 ◇中学校▽優秀賞=齋藤美佳子(大曲1年)▽優良賞=照井恵(大曲南3年)