やまとしずくを楽しむ会

酒小売店こだわりの酒

モンドセレクション金賞、銀賞に(2月25日・日)

 お酒ファンを前に挨拶する伊藤社長酒を販売する店としてこだわりの酒を持ちたいと小売店の要望を受けて仙北町の「秋田清酒株式会社(伊藤辰郎社長)」が7年前から製造に取り組み、会員店のみで販売している「やまとしずく純米大吟醸」と「やまとしずく山廃純米酒」を味わいながら、料理を楽しむ「やまとしずくを楽しむ会」が24日夜、大曲市の総合宴会場「フォーシーズン」であった。約150人が詰めかけ、こだわりの酒を口に含みながらお酒談義にふけった。

 やまとしずくは南外村の「出羽鶴酒造」が酒蔵となって、地元農家の手による低農薬の酒米、そして1500万年前の貝化石層から湧出する水を仕込み水とし、手間も時間も惜しまない長期低温発酵という秋田の酒造り伝統を守って造られている。骨格のしっかりした辛口感にふくよかなうま味、さわりのない味が好評で、昨年5月、ベルギーのブリュッセルで行われた「2000年モンドセレクション」で「やまとしずく純米大吟醸」が金賞に、「やまとしずく山廃純米酒」が銀賞に輝いている。モンドセレクションは、世界中から優れた消費材を発掘し、顕彰することを目的にベルギー王経済省に認定された組織委員会が1961年から運営している世界的なコンクール。

 やまとしずく販売店の「やまと会」の秋元浩会長(神岡町「アキモト酒店」)は「秋田の酒が世界でどんな評価を受けるものかとモンドセレクションに挑戦した。その結果、金賞と銀賞に輝き、大変ありがたかった。やまとしずくの“やまと”は出羽鶴・伊藤家の屋号。秋田から日本酒の新しい世界を拡げていきたい、秋田の酒として世界に発信して行きたいと名付けた」とその誕生の経緯を説明。伊藤社長も「酒造りの原点に返ってみようと我が家の屋号を取って『やまとしずく』と名付けた。米をふんだんに使った酒であり、ゆっくりとマイペースで楽しんでいただきたい」と歓迎。

 参加したファンは女性も多く、それぞれのテーブルで「やまとしずく」を口に含みながら、「飲みやすい」と顔をさくら色に染めながら料理に舌鼓を打っていた。横手市から参加した20代の女性グループは「ワインのような味わい」とグラスを手に目を輝かし、堪能していた。