湯沢市で選手らが熱戦を展開
ワールドゲームズの公式競技に(2月26日・月)
秋田ワールドゲームズの公式競技にもなっている「ビリヤード」。世界から名選手たちが一堂に集まってプレーが行われるのを機に県内のビリヤード愛好家の底上げと選手の育成を図ろうと秋田県ビリヤード協会(ABA)=菊地映音会長(秋田市)=が結成され、25日には湯沢市の「ビリヤード・21」で競技大会が開かれた。
大会には秋田市をはじめ県南各地から33人のプレーヤーが参加。16台のテーブルを使って2人一組によるトーナメント戦が展開された。ビリヤードは白い手玉をキューと呼ばれる長さ1・6メートルの棒で突いて、1番から9番までの9個の的玉を当ててポケットに落とすゲームだが、ミリ単位の正確さを争うと言うスポーツの中では最もメンタルな競技として知られる。参加したプレーヤーたちは「ビリヤードと言えば、昔の映画で賭け勝負などのシーンに使われ、アウトロー的なイメージがあるが、本当はそうじゃない。マナーも厳しく、集中力を育成し、テーブルを囲んで結構、歩かなければいけないし、筋力と瞬発力、判断力を高めるゲームなんです」と話す。
テーブルは長さ8フィート、幅4フィート(1フィートは約30センチ)の大きさで、緑のクロス張り。4隅にあるポケットと呼ばれる穴に直径6センチほどの硬質プラスチックの玉を突いて落とす技を競うのだが、自分のイメージ通りにキューを突いてポケットに落とした時の快感は何とも言えないと愛好家たち。普通のゲームは3分ほど長くても7〜8分で終わるが、試合になると30分から1時間の張りつめた神経戦になるという。
ゲームが始まるとそれまでのざわめきは静まり、ピーンと張りつめた空気に。そして玉と玉とがぶつかり合う乾燥した音だけが響いた。どんなスポーツでも使う道具は大切とかでキューは入門用でも3万円、一般用で5万円から10万円、選手たちが手にしているキューは1本、20万から30万円もするという。プレーヤーたちは「今年はワールドゲームズで世界中から名プレーヤーが集まって来る。これを機会にビリヤードの魅力を知ってもらい、秋田からも名選手を育成したい」と張り切る。ワールドゲームズは8月16日から26日まで秋田市や雄和町、天王町、大潟村、県南では六郷町でコーフボール、横手市でボーリングが行われる。ビリヤードは秋田市のセリオンプラザを会場に22日から26日まで競技が行われる。
この日の競技は番狂わせが続く中、優勝は佐藤孝史さん(ビリヤード・21所属)、準優勝は菅勝秀さん(同)、3位タイは小山雄二さん(ビクトリー)、佐々木順一さん(ビリヤード21)だった。