大曲署、昨年のデーター
ぼんやり、漫然運転が事故の基(1月9日・火)
大曲署管内の昨年1年間の交通事故死亡者数は5人で、前年の1999年(11人)に比べ半減していることが分かった。発生件数は560件で前年に比べ35件増加したが、負傷者数は668人で前年に比べ7人減となった。死亡者数が5人と一桁台にとどまったのは1966年以降では80年の4人に次ぐものとなった。同署では各自治体が「交通安全町村民大会」や体験型講習会の開催など交通事故防止対策の強化や安全協会など交通関係機関・団体の地域住民への啓発活動の展開、特に「交通安全は家庭から」をモットーに女性(婦人部)活動を強化した成果の表れと見ている。また高齢者への訪問指導、シートベルトの着用率の向上と飲酒運転による重大事故の発生がなかったのが大きいと分析している。66年以降で最悪の事態を記録したのは72年の27人で、一桁台にとどまったのは80年の4人、84、86年の8人、87年、97年の9人だった。
同署ではこの分析結果を基に01年は「思いやりのある“秋田路”運動」をモットーに▽高齢者の被害防止と高齢ドライバーの事故防止▽若年ドライバーの事故防止▽飲酒運転の徹底追放▽交差点での事故防止▽シートベルト・チャイルドシートの着用指導▽夕暮れ時の早めの点灯運動を重点に取り締まりと指導を強化したいとしている。
昨年1年間の交通死亡事故は▽3月27日、神岡町の国道13号で、道路横断中の女性(83)に気づくのが遅れた普通乗用車が衝突▽6月29日、南外村の県道で原付バイクを運転していた79歳の男性が、転倒して死亡▽8月2日、大曲市四ツ屋の国道105号で普通乗用車が歩道に乗り上げ、自転車に乗っていた73歳の男性に追突▽8月26日、大曲の花火大会終了後の深夜、大曲市於倉谷地地内の国道13号バイパス交差点で、軽乗用車と普通乗用車が出会い頭に衝突、軽乗用車はさらに進行方向左側の街路灯に激突して同乗していた生後9カ月の乳児が死亡した▽10月24日、太田町の町道交差点で軽四輪トラックが右折しようとして道路横断中の女性72歳に気づくのを遅れ、衝突、死亡させた。
同署の事故全体の分析によると原因別では相手の動静不注視が最も多く147件(26%)、続いて交差点での安全不確認118件(21%)、前方不注視100件(18%)が3大要因となり、さらに一時不停止や信号無視などぼんやり運転、漫然運転が原因となった事故が82%を占めた。