おめでとう100歳

仙南村の高橋ヤスさん、1世紀を生きる

松田村長らお祝いに駆けつけ100万円の祝い金(1月14日・日)

 松田村長から祝いを受ける高橋ヤスさん「おめでとう。満100歳の誕生日」。仙南村金沢西根字切上の高橋ヤスさんは14日に満100歳の誕生日を迎えた。松田知己村長はヤスさんの100歳を祝って14日昼前に高橋家を訪問、お祝い金100万円を贈って長寿をたたえた。県からも寺田典城知事代理の職員が訪れ10万円の祝い金を手渡すと同時に家族に「お年寄りをうやまい、健康で明るい生活に努めた」と賞詞を贈った。

 ヤスさんは1901年(明治34年)1月14日生れ。1男、2女に恵まれ、農業を営みながら健やかな生活を送ってきた。3年前の秋から足が弱まってベッドで寝たきりの生活となったが、耳が少し遠いだけでいたって健康そのもの。今も村広報が配達されるとそれに目を通し、テレビで大相撲を楽しんでいると言う。昔から野菜、魚、豆類を中心とした和食を好み、塩分を控え目にするなど健康意識も高く、70歳過ぎまで農業に従事したほどだったという。

 現在、家族は世帯主となっているヤスさんの孫で農協職員の久さん(46)と久さんの母のハルさん(75)の3人暮らし。この日はヤスさんの100歳の誕生日を祝おうと親戚中が集まり、高橋さん宅は孫からひ孫も含め23人もの人でにぎわった。仏壇にロウソクが灯され、集まった親類はヤスさんを囲んで記念写真。和服に着替えてもらったヤスさんは孫やひ孫に囲まれて幸せそうに目を細め写真に収まっていた。

 そうした賑わいの中へ松田村長や役場職員、県職員らが訪れた。松田村長は「20世紀の始まりの年に生れ、21世紀の始まりを迎えた。こんなめでたいことはない。これからも村民の励みのため、健康に注意して長生きして下さい」と祝い金や記念品、そして花束を贈ってヤスさんの100歳の誕生日を祝うと同時にその家族の労苦をねぎらった。

 ヤスさんを介護してきた久さんの母ハルさんはそばに付きっ切りで「村長さんからのお祝いだよ」と耳元で伝えるとヤスさんは頭を下げた。「おばあちゃん。みんなに祝ってもらって最高の幸せだべ」とハルさん。ヤスさんはコックリと頷いて喜びを表現した。その顔は100歳とは思えぬほど若々しく、きれいでもあった。