トパーズサウンドを目指す太田町
広々とした保育園、快適な住空間の町営住宅(1月18日・木)
太田町の「おおた保育園」と町営住宅「つつみ団地」がそれぞれ竣工し、18日午前11時半から太田文化プラザで合同竣工式が挙行された。町の将来像として描いた「トパーズサウンド・おおた−田園と花色のまち」事業の一環として整備したもの。竣工式に先立って、県仙北地方部の西村哲男部長、周辺の町村長ら来賓、関係者約100人は現地視察して2つの施設を見学した。
おおた保育園は前からあった保育園が老朽化したことと0歳保育や延長保育など多様化する保育需要にこたえられる新しい時代の保育所として、同町横沢字窪関南の「太田福祉の里」に移転新築したもの。木造平屋建てで、約1500平方メートルの大きさ。約250平方メートルもの広いスペースを取った遊戯室を中心にL字型の構造で、乳児室(0歳児)、ほふく室(1歳児)、一時保育室、午睡室、子育て支援センター、子育て相談室、職員室、厨房、図書コーナー・教材室などからなっている。定員は60人。床暖房で、昨年11月20日に完成した。
太田福祉の里には保健センター、診療所、歯科診療所、特別養護老人ホーム、幼稚園、学校給食センターなどがあり、町では「安心して子どもを生み、すべての子どもたちが心身ともに健やかに育つよう家庭、学校および地域社会が連携して、子育て支援に手助けできる良好な環境づくりに努めたい」としている。共稼ぎ世帯も増えていることから開園時間は午前7時半とし、午後7時まで保育すると言う。また生後3カ月からの保育も行い、保護者が地域活動に参加したり、勤めの関係で子どもの世話ができなかったり、病気で入院した時など急を要する場合に備え、子どもを預かる「一時保育」サービスも提供する。さらに育児の不安などの相談や子育てサークルの育成への手伝いもしたいとしている。
総事業費は5億1833万円でうち国庫補助が5530万円、県補助2765万円。厚生福祉施設整備事業債として3億3080万円、町の一般財源から1億458万円を支出した。
町営住宅「つつみ団地」は同町横沢字堤田に建設した。快適な生活環境づくりの一つとして、若者の定住と新規住宅需要にこたえたいと1998年からの事業。木造平屋建ての「公営住宅」16戸と木造二階建ての「特定公共賃貸住宅」14戸の2種類。いずれも防火壁を中心に2戸の住宅が背中合わせになって隣接する構造で、農村景観との調和を図りたいと和風の建物とした。公営住宅は約77平方メートルの大きさ。10畳の面積を持つダイニングキッチン、それに6畳の和室と6畳の面積を持つ2つの洋室からなる。ほかに浴室、トイレ、物置、風除室も設けた。特定公共賃貸住宅は約100平方メートルの大きさ。10畳の面積のあるダイニングキッチン、6畳の和室1、6畳と7畳の面積を持つ洋室、それに4畳のスペースを取ったサンルームからなる。そして浴室、トイレ、物置、風除室と言った構造。
公営住宅は入居者の所得が月額20万円未満の人が入居対象で、家賃は所得に応じて計算される。現在のところ2万5000円から3万1000円だという。特定住宅は所得が20万円から32万2000円までの人が対象で、家賃は一律4万3000円。昨年10月31日に完成し、30戸とも入居していると言う。その半分は町外の人たちで、町では「環境さえ良ければ町外からも移り住んでくれる」と喜ぶ。
団地内には2つの公園も設けられ、春はスイセン、初夏はレンゲツツジ、夏はサルスベリ、秋はナナカマドの赤が楽しめるよう植樹した。建物内も段差をなくし、要所要所に手すりを設け、お年寄りも安心して暮らせるよう配慮した。
総事業費は7億5600万円。うち国庫補助が約2億8000万円、公営住宅建設事業債約4億2250万円、町一般財源が約6000万円。
「トパーズサウンド・おおた−田園と花色のまち」は96年から2005年までの同町の新総合発展計画で描いた「生きがいと豊かさを共有するまちづくり」の将来像。おおた保育園は計画の基本目標の一つである「いきいき健康福祉のまちづくり」の中の「やさしい福祉のまちづくり」の施策として建設した。つつみ団地は「快適な生活環境のまちづくり」事業の中の「住みよい居住環境整備」の施策として着手した。
竣工式で高貝久遠町長は「保育園は21世紀を支える生き生きとした、たくましい子どもたちの成長に貢献できる施設として、また町営住宅つつみ団地は、快適な居住空間の中で安心して暮らせる住みよいコミュニティ形成のため、その役割を果たしていくものと期待する」と式辞を述べた。