共産党も独次候補の擁立を決定
現職の寺田知事と自民推薦の村岡氏と三つどもえの戦いへ(1月23日・火)
共産党県委員会(最上健造委員長)は22日、臨時の県委員会総会を開き、3月29日に告示される県知事選に「自民党の悪政から地方自治と県民の暮らしをまもる県政の確立を目指し、候補者を擁立して戦う」ことを正式決定した。党公認候補の擁立には党中央の常任幹部会の承認が必要なため、候補者の発表はこれからとなる。
共産党の独自候補擁立決定によって知事選は現職で再選を目指す寺田典城知事(60)と、村岡兼造衆院議員の長男で自民党推薦の新人・村岡兼幸氏(43)による三つどもえの戦いとなる公算が高まった。
県委員会は23日、本紙に送ってきた声明で「寺田県政の下で食糧費問題をはじめ県政の腐敗を克服し、情報公開が進み、就学児童の医療費無料化が実現された。米軍の低空非行中止の行動も行われ、オール与党県政時代にはなかった改善が図られつつある」と評価しながらも、「秋田中央自動車専用道の建設、ダムや港湾整備など住民合意のないまま開発型の政治を進めようとしている。これが借金の最大要因であり、福祉、教育、農業など県民の切実な願いの実現に予算の使い方を転換できない原因となっている」と批判。さらに「道州制も、大型開発をスムーズにするものであり、県庁の『行政改革』による一律の人員削減は、福祉部門など充実すべき部署の縮小にもつながるものであり、県民が主人公の県政をつくることと逆行するものだ」としている。
最上委員長は23日、「共産党が独自候補を擁立することは自民党に漁夫の利を与えかねないとの意見もあったが、党としては今度の知事選で自民党と正面から戦う選挙としたい」とコメントを述べた。