寺田後援会が事務所開き
寺田知事は「大曲仙北の“星”」とゲキ(1月28日・日)
近づいてきた県知事選-。再選を目指す寺田典城知事(60)の大曲仙北後援会事務所開きが27日、大曲市の広域交流センターであった。事務所は同市田町の「桂プラザ」隣接地にプレハブ2階建ての建物が設けられたが、市郡内から400人近い支持者らを受け入れるため、事務所内ではなく交流センターでの事務所開きとなった。県知事選は現職の寺田氏と新人で村岡兼造自民党総務会長(衆院秋田3区)の長男・村岡兼幸氏(43)=自民党推薦=、それに共産党も独次候補の擁立を表明しており、三つどもえの選挙戦となる公算が高まっている。
交流センターでは寺田氏の兄で秋田振興建設株式会社の小原陽太郎社長、栗林次美県議らが出迎えた。顔ぶれは建設業など自民党支持者に労組など社民党系が入り混じった混成部隊と言った組み合わせ。栗林後援会は21日に開いた「新年の集い」で寺田氏の支持を表明しており、その根強い支援者がそのまま会場に詰めかけた。知事夫人の洋子さん、佐々木長秀県議(仙北郡選出・社民党)、樽川隆県議(同・県民ク)、農協5連会長でJA農政連代表の小松正一氏、それに小山誠治、藤井春雄、高松昭一、渡部英治、山崎栄一市議らの顔ぶれもあった。
阿部三琅大曲仙北後援会長は「寺田県政の躍進を目指して全力を尽くしたい」とゲキを飛ばし、社民党県連を代表して佐々木県議も「この4年間、秋田県政は音を立てて変わってきた。食糧費問題を清算しただけでなく、そのような不祥事が再び発生しないように寺田さんは開かれた県政を築いてきた。多くの県民は寺田さんは良くやってくれたと評価している。生活者の視点に立った寺田県政の流れを後戻りさせてはならない。一部の人たちによる県政を利用した利益誘導型の県政にしてはならない」と支持を訴えた。栗林県議、樽川県議も「寺田さんは県民と対話しながら新しい秋田をつくろうとしている。自民党の横暴を許してはならない。大曲仙北出身の寺田さんは大曲仙北の“星”。決して流れ星にしてはならない。大きく輝いてもらうためにも再選を目指してもらいたい」「私の知人は熱心な村岡支持者で自民党員だが、今度の知事選では『寺田県政』を変える必要はないと離党し、懸命に運動している。この選挙負けるわけにはいかない」と支持を求めた。
三輪健連合大曲地域協議会代表も「前回の知事選は県民の良識を問われた選挙。今回は県民の常識が問われる選挙だ」と位置づけ、組織を挙げて戦うことを誓った。そして小松JA農政連会長も「寺田さんは人のやったことの後始末を懸命にやってきたのに県議会では自民党のイジメを受け、県内の女性たちからもかわいそうだとの声が聞かれる。農協政治連盟は農業問題に理解を示した寺田さんを推薦した。これからは自分のやりたい県政をやってもらいたい」と寺田支持を訴えた。
最後に洋子夫人がマイクの前に立ち「主人はこの4年間、仕事一筋にやってきた。4月15日の勝利を目指すには皆様のお力をお借りしなければどうにもならない。どうぞ力を貸して頂きたい。主人はその分を仕事でお返しする」と支持を求め、頭を下げた。
共産党も独次候補の擁立を決め、三つどもえの知事選の様相だが、事実上、自民党推薦の村岡氏と政党の推薦を求めず県民党を標榜し、無所属で出馬する寺田氏との一騎討ちとも言える戦い。村岡氏は党の組織力と父・兼造氏と二人三脚を組んで全県を疾風のように駆けめぐり、知名度アップに全力を挙げている。3月には亡くなった元首相の娘さんとして全国的にも知名度の高い小渕優子代議士を招いて自民党演説会を開催する予定で、その予告ポスターが洪水のように張りめぐらされ、名刺やリーフレットも広く出回っている。自民党では「あらゆる手を打って全力投球したい」と組織力を挙げて正面突破を目指そうとしている。