高齢者宅を訪問して清掃奉仕
東北電力も参加して福祉弁当の調理も(7月27日・金)
県立西仙北高校(三浦隆一校長・生徒数369人)では毎月1回、西仙北町が行っている配食サービスの調理ボランティアとして、一人暮らしのお年寄りのために「福祉弁当」を作って喜ばれている。「食物」の授業の一環として3年生の生徒たちが作っているものだが、夏休みに入った26日には家庭クラブの生徒13人が福祉弁当を作った後、町内の一人暮らしや夫婦2人で暮らす高齢者世帯を訪れ、清掃奉仕に汗を流した。この日は東北電力大曲営業所の社員5人と東北電気保安協会の2人も同行、電気設備の点検サービスも行った。
学校で東北電力の社員らと共に30人分の弁当を調理した後、町社会福祉協議会がそれを受け取って宅配。弁当にはいつも生徒たち一人ひとりが手紙を添えて、元気づける。茂木泰子さん(3年)は手紙で季節のあいさつのあと、「私はいよいよ進路決定の時期を迎え、希望がかなえられるよう勉学に励んでます。私たちがこうして勉強できるのも皆さまの支えがあるおかげです。これからますます暑くなると思いますが、この弁当を食べていつまでもお元気で」と書いていた。
生徒たちを指導している家庭科主任の阿部良子教諭は「お弁当には生徒たちの優しさがこもっており、とても喜ばれてます」と話す。弁当1食分の経費は400円ほどだが、町で250円をお年寄りからもらっている。この日のメニューは果物と漬け物、炒り鶏、カボチャの含め煮、それにご飯と梅干し、かき揚げ、大根おろしなどで、お年寄りに必要な栄養素を考え、カルシウムもたっぷりと含ませる。弁当を社会福祉協議会の宅配の人たちに渡した後は電力社員らと昼食をとりながらボランティア活動や社会人としての心構えなどの対話を楽しんだ。
そして午後からは社協から紹介された一人暮らしや夫婦だけで生活している高齢者宅4世帯を電力社員らと4班に別れて訪問。電力社員は電気系統の安全をチェックし、生徒たちは家の中の清掃をした。一人暮らしの佐々木光子さん(80)は「本当にいつもおいしい弁当をありがとう」と喜び、汚れた照明器具を取り外して、その汚れを熱心に洗う生徒や電力社員に「こんな嬉しい訪問はない。みんな親切で」と目を細め、手を合わせるように感謝していた。