農業科学館で夏期研修会の開会式
高校生ら170人が集い、農業の未来を語る(7月31日・火)
日本学校農業クラブ東北連盟の夏期研修会が30日から3日間の日程で始まり、大曲市の農業科学館で開会式が行われた。東北6県が持ち回りで毎年開いているもので、農業クラブのある高校55校176人の生徒、教諭が参加した。
農業クラブは▽指導性▽社会性▽科学性を高めるを目標に飼育や生産など実践的な活動や研究している組織。開会式で東北連盟会長の越後壽哉君(鷹巣農林高校)が「2泊3日という短い期間だが、よりよき農業を目指して頑張りましょう」とあいさつ。続いて運営校の九嶋賢鋭増田高校長が県連盟成人代表としてあいさつ。「秋田には『腐れタマグラ』と言う村言葉がある。タマグラはタマクラで鉈(なた)や鎌(かま)などの農具の柄と刃物の接合部分にはめて、がたつかないよう固定する帯輪鉄のことだが、これが腐食すると『何さでもはまる』ようになり、固定するという本来の役に立たぬことから『何事にも頭を突っ込む好奇心、野次馬根性人後に落ちぬやつ』を指す。この貪欲な知識欲、旺盛な好奇心こそ学校農業クラブを推進する原動力だ」と訴えた。
また同科学館の佐々木均副館長も「かつての農業はだれでもやれたが、今は豊富な知識と経営手腕がないとやれない。若い力と知恵と汗を流して意見を出し合い、日本農業の未来を開いて欲しい」と呼びかけた。参加者はこの後、同科学館を見学、農業の歴史や古い時代の農村の風景写真、それに温室では夜にしか開花しない「月下美人」を昼に咲かせた話などを聞き、興味を示していた。研修会はこの後、会場を湯沢市高松の「秋田いこいの村」に移動。1日までの日程で「NPOとの連携」「「地域に根ざした農業クラブ活動の展開」など6つのテーマに別れ、クラブ活動の方針を話し合う。
本県からは鷹巣農林高校、能代西高校、金足農業高校、西目農業高校、大曲農業高校、増田高校が参加している。