どこで乗っても降りても100円

大曲市の循環バス、明日1日から本格運行

一周40分、中心市街地活性化へ期待(7月31日・火)

 大曲市の「循環バス」が明日1日から“市民の足”として本格運行することになった。これに先立って31日午後、市役所駐車場で新しい循環バスが関係者に披露され、試乗会が行われた。同市の循環バス運行事業は空洞化が進む中心市街地の活性化と交通弱者である高齢者の足を確保し、公共公益施設への利便性を高めようと計画された。昨年夏と今年の冬の2回、どこで乗っても降りても一律100円(小学校入学前の児童は無料)の料金で試験運行した結果、市民の好評を得、継続要望も高かったことから通年運行することになった。

 循環バスは羽後交通が新車を購入、市に貸し切りの形で運行する。車体は水色と白、黄色の3色のカラフルなボディー。中央部に「音と光と水のまちおおまがり」の文字が音楽の音符の中に描かれている。運転席を含め37人乗り。県内初の段差のないノーステップ低床型バスで、子供から高齢者までスムーズな乗り降りができるようにした。また、車両中央部に備わっているスロープ板を使用することで車いすの人も乗れる。ただ乗客のスペース確保や車内安全上、車いすを固定することができるのは1台だけとなっている。またボタン操作一つでボディーが上下する構造になっており、足が不自由な人も乗り降りしやすい構造にもなっている。また車内は吊り革だけでなく、つかまりやすい握り棒を各所に配置し、走行中の安全性も高めた。さらに降りる際に押すボタンも座ったまま押せるよう工夫もされている。

 運行期間は1日から取り敢えず02年3月31日までの243日間とし、乗車料金は試験運行時と同じ100円。市は今年度の事業費として744万円を計上した。利用者の負担金(100円)の総額を控除した額を市が負担する。来年度もバス運行は継続するが、10月に検討委員会を開き、03年度以降の方針を話し合う。試験運行の結果、1便当たりの平均乗客は夏期9.2人、冬期13.8人で、予算は最低利用者数の1便当たり6人を想定して算出した。

 バスは駅前のバスターミナルを起点に毎日午前9時発から午後4時発まで一時間おきに1日8便運行する。コースは試験運行時とほぼ同じで、中心市街地で路線バスが走ってない地域を走る。コース内には市役所、図書館、市民会館など公共施設のほか、医療機関などをはじめ、商店街もあり、車のないお年寄りにとっては便利だ。約350メートル間隔にバス停27基を設置し、一周約8.5キロを45分ほどで巡回する。明日1日午前8時40分からジョイフルシティ正面バスターミナルで出発式を行う。

 車いすでも乗れるバスコースは下記の通り。時刻はおよその時刻。ただし市立大曲病院は定刻通りに停まる。 ▽0分=バスターミナル始点▽2分=大曲駅▽3分=サンロード2番街▽4分=サンロード3番街▽5分=大町▽6分=浜町交差点▽7分=船場町入口▽9分=花園病院前▽10分=花園団地▽13分=市役所▽14分=税務署▽15分=警察署▽16分=サンクエスト▽18分=日の出町▽24分=市立大曲病院▽25分=中飯田会館▽26分=笑の口団地▽27分=市民会館▽30分=シルバー人材センター▽31分=桂公園入口▽32分=須和町三叉路前▽33分=こぶし児童館前▽34分=土地区画整理事務所▽35分=サンロード入口▽38分=大曲駅▽39分=仙北組合総合病院▽40分=バスターミナル終点。