北の香りのラベンダー

千畑町のラベンダー園

見ごろを迎えて明日から開園(6月22日・金)

 紫のじゅうたんとなりだしたラベンダー園千畑町のラベンダー園が少しずつ見ごろとなって県内各地から北の香りを求めて散策に訪れる姿が見られる。明日23日から7月8日まではラベンダー園祭りも開催する。

 同町のラベンダー栽培は1988年の「ふるさと創生事業」の一環として始めた。農家の協力を得て、9品種3000本の苗を北海道と千葉県から取り寄せ、減反の水田、山麓の畑などで試験栽培。試行錯誤を繰り返した結果、9品種の中から町で栽培可能な3品種を選定し、株を増やしてきた。そして91年秋に千屋字大台野地区の町有牧草地の一角に1.2ヘクタールの栽培畑を造成。92年春にサキガケ5%、ヒデコート15%、おかむらさき80%合わせて1万5000株を植栽。栽培農家で組織した「千畑町北のかほりの会(高橋孝利会長)」が町からの委託を受け管理してきた。そして93年からラベンダー園として一般公開、話題となってその年だけで県内外から1万5000人もの人が訪れるた。

 以来、北のかほりの会ではラベンダーを利用した民芸品やラベンダーの苗、生花などの販売を行い、町でも観光地として売り出そうと栽培畑を1.3ヘクタールに増やし、株数も1万8000株とした。さらに園周辺を整備、駐車場やトイレを新設、さらにラベンダー園を一望できる展望台を建設、昨年は冒険広場も造成して大型遊具も設置。来園者が親子で楽しめる広場とした。こうして毎年、5万人から6万人もの観光客が訪れるようになったが、昨年は土曜、日曜日に集中豪雨や台風の接近で入園者は約3万2000人と落ちた。

 少しずつ見ごろとなったラベンダー園はまるで紫のじゅうたんを敷きつめたよう。初夏の太陽を受けてキラキラと輝く花の群れの中を歩くだけで夢見心地になる。訪れた人たちは鮮やかな紫の花に触れ「きれいねー」とため息。

 来月8日までの開園中はラベンダーの摘み取りやラベンダーアイス、グッズ、苗の販売のほか町の特産品の販売もある。最も見ごろとなりそうな7月1日には畑屋ウサギとのふれあいコーナー(午前10時?午後3時)やラベンダー芸友会の歌謡ショー(午後1時半から2時まで)なども企画されている。新たに芝生広場もオープンしたので炊事棟や野外卓を使ってのバーベキューやピクニックも楽しんでほしいと町。

 また期間中はラベンダー園の観光写真や花、風景、人物などをテーマにしたフォトコンテストの作品募集もある。作品はダイレクトプリントかカラープリントで4切りかワイド4切り。募集締切りは8月31日で、応募先は同町土崎字上野乙、千畑町役場企画課かフジカラー東北(株)プリント取扱店へ。金賞(1点5万円)、銀賞(2点3万円)、銅賞(2点、1万円)のほか、入選(10点、5000円)がある。9月末に入賞者が発表され、町生産物直売所(ふるさと物産館)に展示される。