交通死亡事故抑止へ

大曲署で緊急対策会議

今月になって2件、4人が犠牲に(6月23日・土)

 交通死亡事故抑止の緊急対策会議大曲署は22日夜に大曲市高関の国道105号で発生した交通死亡事故と7日に千畑町で発生した死亡事故で合わせて一挙に4人もの犠牲者が出たことを異常事態と見て、23日午後3時から「交通事故抑止緊急対策会議」を開いて、管内の交通安全協会や各市町村の交通安全担当職員、交通指導隊に事故防止に向けた協力を求めた。

 同署管内では7日夜には千畑町浪花の県道で免許を取ったばかりの18歳の少年が運転する車がスピードを出し過ぎて左カーブを曲がり切れずに電柱に衝突。同乗していた会社員(18)と女子高生(17)の2人が死亡、2人が重傷を負う事故があった。さらに22日夜には大曲市高関の国道105号で57歳の女性が軽乗用車を運転、赤の点滅信号で安全をよく確認しないで横断しようとしたため、左側から直進してきた普通乗用車が側面衝突。軽乗用車の後ろの座席に乗っていた千葉県の男性2人が車外へ放り出され、脳挫傷などで死亡した。同署管内では1月から5月までの交通死亡事故はゼロで続いていたが、この2件の死亡事故によって犠牲者は一気に4人となった。昨年は4件発生し、5人が亡くなった。

 会議には大曲地区交通安全管理者協会員や大曲、六郷地区交通安全協会員、地域交通安全活動推進員ら70人が出席。河合格署長は「2件の事故で4人もの人が亡くなるのはまさに異常な発生状況だ。2件とも夜間の発生だった。何とか歯止めをかけるために警察としても全力を挙げて死亡事故抑止に取り組むが、皆さん方の力も借りなければならない」と協力を求めた。続いて交通課長が今月になって発生した2件の死亡事故の状況を説明した。交通課長は「7日の事故は少年のスピードの出し過ぎによるもので、22日夜の事故は後部座席に乗っていた2人が事故の衝撃で車の外へ放り出され、路上に頭をぶつけるなどして死亡したものだった。シートベルトをやっていたら助かったものと思われる」と報告していた。

 警察としてはチラシを配布するなど広報活動と街頭活動の強化、さらに交通取締を強化し、スピードの出し過ぎに目を光らせると同時にシートベルトの着用などを勧めたいとしている。また関係団体としては死亡事故多発を警鐘する「多発警報」の旗を各地に掲げることになったほか、交通安全協会と交通指導隊は広報車や交通指導車を動員して事故防止を呼びかけ、街頭での監視活動も許可するなど応援体制を整えることを確認した。