株式会社タニタで新製品
働き盛りの健康管理に強い味方(5月16日・水)
脂肪計やヘルスメーターなど家庭用計量計測機器のトップメーカーであり、仙北町などに生産工場を置いている「株式会社タニタ(東京都板橋区、谷田大輔社長)」では乗るだけで体重、体脂肪率に加えて内蔵脂肪の目安を簡単にチェックできる機能がついた内蔵脂肪チェック付き脂肪計「インナースキャン」(商品名)3タイプを開発、6月1日から発売すると発表した。
新発売される3タイプは大型液晶画面表示で、足を乗せる位置が決まりやすい立体デザインの「インナースキャン(TF−700)」、「同(TF−701)」と手元で見やすく、操作もしやすいセパレート・コードレスタイプの「同(TF−770)」。メーカー希望小売価格はそれぞれ1万6000円と1万9000円。いずれも生活習慣病の目安である「内蔵脂肪」の傾向をレベルで表し簡単にチェックできるほか、体脂肪率は0.1%単位、体重は100グラム単位まで表示する。体重と体脂肪が同時測定され、内蔵脂肪の目安を知ることができるのは世界で初めて。
体脂肪には皮下脂肪と内蔵脂肪があり、皮下脂肪は体脂肪の8割を占め、女性ではお尻や太ももなど下半身を中心につきやすい。一方、内蔵脂肪は腹腔内につく体脂肪で、一定以上につくと「内蔵脂肪型肥満」と規定される。診断はCTスキャン(X線断層写真)で腹部を撮影して、内臓脂肪面積が100平方センチ以上ある場合、ハイリスク肥満である「内臓脂肪型肥満」と判定している。糖尿病や心疾患、高血圧などいわゆる生活習慣病の発症に大きく影響するためその内臓脂肪型肥満は最近、特に関心が高まっていると言う。
内臓脂肪を直接計測するには病院でのCTスキャンしかできないが、タニタでは家庭で内臓脂肪の目安を簡単に知ることの大切さを考え、研究を続けてきたと話す。その結果、性別、年齢、身長、体脂肪率、体脂肪量、ウエスト周囲径(へそ周り)を基にCTスキャンの値と相関を持たせるタニタ独自のCT測定値推定式(回帰式)を開発、CT測定値と高い相関性を持つ測定結果を得る事に成功、内臓脂肪チェック付き脂肪計「インナースキャン」の発売となった。
「インナースキャン」は計測時に性別、年齢、身長にウエスト周囲径(へそ周り)の数字を入れ、あとは乗るだけで体重と体脂肪率が同時に測られ、内臓脂肪の目安をレベル表示する。その表示は「標準・やや過剰・過剰」の3段階判定とレベル数値で示される。レベル1〜9は標準、レベル10〜14はやや過剰、レベル15以上は過剰と判断される。レベル10は、内臓脂肪面積でほぼ100平方センチに相当するものと推定される。タニタでは「家庭で身近に利用できることから、上半身肥満(リンゴ型肥満)が目立ち始める中年以降の男性や更年期以降の女性の働き盛りの方々の生活習慣病の予防や健康管理に大きく寄与できるもの」と期待する。同社ではインナースキャンを当初、年間30万台の販売目標としたいと話す。