ハローワーク大曲・角館がさわやか就職促進会
企業19社が参加、4人の採用決定、態度保留も28人(5月28日・月)
倒産やリストラなどで大量解雇が相次いでいる大曲・仙北地区の求職者を支援しようと大曲、角館の両ハローワークでは25日、大曲市のグランドパレス川端で「さわやか就職促進会」を開催した。ハローワークからの呼びかけに企業側は19社が参加、求職者も127人が訪れて面接を行った結果、この日だけで4人の採用が決定、28人が態度保留となった。ハローワークでは「保留とはなったものの再面接で雇用につながりそうな脈は感じられた。有効求人倍率は0.41%。10人に4人しか就職できない厳しい雇用情勢だけに力になれて嬉しい」とほっとしていた。
大曲、角館のハローワーク管内では先月に工場を閉鎖した県の誘致企業「アイワ秋田」(仙北町)が100人を解雇、また2月末に経営が破たんした大曲市の小売業「ライト」の従業員151人が離職している。こうした厳しい情勢で両職安の窓口は連日、求職者であふれているという。
さわやか就職促進会はそうした失業者への救いの手を差し伸べたいと緊急の対策として打ち出した。石垣章ハローワーク大曲所長は「年明け早々から事業の縮小や倒産などで大量離職者が続き、大曲仙北地域は大変厳しい雇用失業情勢となっている。本人の意思ではなく離職された方々に一日も早く再就職してもらいたいと企画した。この促進会が企業や就職を願う皆さまに有意義な時間となるのを期待したい」と開催の趣旨を説明していた。
大曲、角館の両ハローワーク管内では4月末現在で3382人の求職者に対し、求人は1392人しかない。有効求人倍率は0.41%で、平成に入って最悪を記録した11年4月と同じ数字だという。参加した企業側は生命保険や温泉旅館などサービスから建設、造園工事、縫製、警備、卸・小売業など。雇用の活力源となっていた弱電関連の製造は2社だけだった。
説明終了と同時に求職者はそれぞれの企業の席を訪れ、仕事の内容、条件などを聞こうと積極的に動き回る人もいたが、アイワ秋田の従業員の中には「希望していた企業の姿がなかった」とあきらめて帰る姿もあった。このため、ハローワークでは控えで様子を見守ったまま動かない求職者に「説明だけでも聞いてみてはいかが」と積極的に呼びかけた。その結果、参加者の半数近い52人が参加企業と面接。営業・販売で1人、サービス・保安で1人、そして技能生産で2人の採用が決定。その場では回答が出なかったものの「保留となった28人は再面接によっては就職への糸口となりそう」とハローワークでは観測している。