景気低迷の中で人材センターは不況知らず
シルバーパワー爆発、受注額は約1億7000万円(5月31日・木)
社団法人大曲市シルバー人材センターの通常総会が31日、グランドパレス川端で開かれた。会員431人のうち、164人が参加、委任状での出席は202人だった。齋藤充雄理事長は「景気の低迷で厳しい環境の中にあるが、シルバー人材センターだけは非常に景気が良く、公共機関、大手民間企業及び一般家庭からの受注が大幅に増加している。平成12年度の契約額は1億6912万円となり、前年度に比較して1200万円、7.8%の伸びとなった。これも関係者のご理解と協力、そして会員、役職員みんなの努力のたまもの」とシルバーパワーの躍進を祝った。そして「ただ働くだけでなく、リクレーション活動などを通し、健康で生きがいのある会員であってほしい」と励ました。来賓として出席した高橋司市長、大坂義徳市議会議長、石垣章ハローワーク大曲所長らも「契約額が1億円を超えた皆さんの頑張りに敬意を表したい」と祝辞を述べていた。
総会では高齢者雇用の安定等に関する法律の改正に伴う同センターの定款の変更や平成13年度の事業計画案、予算案などの議事が諮られたがいずれも原案通り可決した。
会員431人のうち男性会員は308人、女性は123人。60歳から64歳の会員は80人、65歳から69歳が140人、70歳以上が203人と47%も占めており、会員の高齢化が悩みだと話す。最高齢者は男性で87歳、女性で83歳。また、介護保険サービスに関連して家事援助や単発的な介護サービス依頼が多くなっており、女性会員をどう増やすかがこれからの課題としている。
受注する仕事内容は学校や公民館の用務員、公園の草刈りと管理、住まいの補修、庭木の剪定と除草、雪囲、障子やふすまの張り替え、調理の手伝い、皿洗いなど様々。全会員のうち実際に就業した人は340人で、1人当たりの年間収入は平均して約44万4000円。ほぼ毎日のように仕事に就いている人は月に10万円前後の収入になるという。事務局では「働いて得るお金はみんな孫への小遣いとか会員相互で楽しむグランドゴルフ、旅行などで楽しんでいる」と話す。会員の互助会組織の中には「カラオケ同好会」「ダンス同好会」と言った若々しい活動もあり、「会員たちは働くことと相互の交流に生きがいを持っている」と事務局では話す。
総会では13年度事業計画として「経済・雇用情勢は引き続き厳しいことが予想されるが、シルバー人材センターとしては現状を的確に把握しながら、会員の能力と希望に応じた就業ニーズと、公共団体、民間企業、一般家庭の仕事のニーズに結合させ、社会参加と生きがいを与え、地域社会に貢献することを基本にする」とし、組織の強化や会員の増強と就業機会の拡大、安全管理、奉仕活動の促進などを決めた。