県内各地から400人参加
大曲市の太田さんらに知事表彰(11月6日・火)
青少年健全育成秋田県大会が6日、大曲市の中央公民館で開かれ、長年にわたって青少年の健全育成に携わり活動している個人、団体への県知事表彰が行われた。開会式に先立って角間川小学校5、6年生の児童40人が市指定無形文化財「角間川盆踊り」を披露、会場を埋めた約400人から盛んな拍手を受けた。大会には青少年育成市町村会議、県PTA連合会、県高校PTA連合会、県子ども会育成連合会など青少年健全育成関係者が県内各地から参加した。
県知事の代理として石田修生活環境文化部参事が「21世紀を担う青少年の健全育成は県民すべての願い。青少年を送り出す家庭、学校、地域社会が一体となって青少年の健全育成に取り組まなければならない」と訴えた。
続いて神岡町立平和中2年・杉澤綾香さんが「一人の夢=みんなの夢」と題して、能代北高校3年の佐々木彬乃さんが「身近でできる国際ボランティア」と題してそれぞれ発表した。杉澤さんは「第23回少年の主張秋田県大会」で最優秀賞を獲得したもの。杉澤さんは幼いころ姉妹のように仲良くした母の高校時代の友人の子が、病気で母を失った後、転校先の中学校で「転校生」「片親」などといじめられ、不登校になった人を思いやり、「不幸にして親を亡くした人の何が悪いの。優しくいたわってやるべきではないの。誰ひとり手をさしのべることもせず、彼女の将来も夢も奪ったなんて。許せない」と主張し、「いつか、時間と新しい環境が彼女の心を少しずついやしてくれる日が来ることを私は信じてます」と訴えた。
佐々木さん「第22回国際理解・国際協力のための高校生の主張コンクール」で最優秀賞を受けた。佐々木さんは国際ボランティアに参加して学んだ経験を基に「ボランティアをすることは、誰にでもできる。自分が出来る限りのことで、人を救えるのであれば、出来ることを見つけ、そこから始めていきたい」と訴えた。
最後に秋田大学教育文化学部の黒川衣代助教授が「子どもの育ちを考える〜新たな親子関係の創造に向けて」と題して講演した。
受賞者は次の通り。
【県青少年健全育成表彰】
◇藤原多智夫(雄勝郡羽後町)=昭和62年から町民会議事業部長、副会長、会長を歴任し、少年の主張コンクール、親子レクリェーションをはじめとする町民会議の事業を通して、地域全体の環境づくりに取り組むなど地域のリーダー的存在となっている。
◇太田欣次郎(大曲市)=青少年育成大曲市民会議設立時(昭和53年)から青少年健全育成に積極的に取り組み、57年から大曲駅前地区青少年健全育成実践モデル事業地区活動推進委員会長、63年から市民会議会長、大曲青少年健全育成連絡協議会長などを歴任。現在は、市民会議会長として青少年育成に関わる各種事業を行い、市民総参加による青少年健全育成運動を目指して活動している。
◇高橋芳夫(太田町)=昭和49年から世話人となり「太田町青少年と共に明るい豊かな心を養う会」を結成、会長として親の会、子どもの会の組織の充実を図った。58年から青少年育成太田町民会議の初代会長として、平成11年度まで17年間努め、平成12年から子どもたちの健全育成のため、子ども110番を自宅に設置し、子どもたちの非行防止や悩みなどの相談に当たっている。
◇鈴木長一(平鹿郡大雄村)=青少年育成村民会議設立準備委員として尽力し、昭和55年の村民会議発足以来、平成2年まで副会長として「明るい家庭づくり」「環境美化」「声かけ運動」などを推進し、村民会議の活動に貢献した。また村の中学校前で生徒に対し交通安全街頭指導や「声かけ運動」を実施し、村の青少年の健全育成に貢献している。 ◇尾山周市郎(北秋田郡比内町)=昭和55年の青少年育成比内町民会議設立時から青少年育成推進員として参加、町民会議の総務部、環境部の部長を歴任。また町の交通安全指導や民生児童委員を努め、児童生徒の福祉活動に尽力している。
◇県立二ツ井高校インターアクトクラブ(安部由佳里代表)=国際ロータリークラブの提唱を元に昭和50年に結成し、「社会奉仕」「国際理解」の二つを柱に公共のため精励し、住民福祉の向上に貢献する活動を行い、昨年発足25周年を迎えた。ふるさとクリーンナップ作戦(二ツ井駅清掃)、福祉施設訪問ボランティア、独居老人宅の除雪に加え、今年度からはさらに年間を通じての学童保育ボランティアとして活動を開始し、青少年自らの力を出し合い、地域の住民福祉の向上に貢献している。
【社団法人青少年育成国民会議会長表彰】
◇県立米内沢高校一年部(長岐学代表)=平成2年以来、奉仕活動体験学習を続け、環境美化・保護活動では、町とタイアップし地域住民と共に行っているクリーンアップや花壇づくり、森吉山の清掃登山なおに奉仕している。また社会福祉の奉仕活動では、福祉施設や保育所の訪問、さらに冬期における老人世帯の除雪ボランティアと訪問活動など優れた奉仕活動をしている。
◇藤山善次(平鹿郡大雄村)=昭和54年、県民会議の下部組織である地方推進連絡協議会の委員となり、翌55年の村民会議の設立に尽力し、常任委員として参画。さらに平成元年から副会長として、7年からは会長として運動や活動の推進に活躍している。特に54年から22年間にわたり、青少年育成運動平鹿地方推進連絡協議会委員を務め、青少年の健全育成に貢献している。
◇青少年育成仙北町民会議(伊藤成昭会長)=昭和57年11月の設立以来、全戸会員制度を取り、各町内会ごとに地区組織制をとるなど、組織の充実に努め積極的な運動を展開している。特に子どもたちの参加意欲を高めようと体験の場づくりのための「夏休み創作体験教室」、青少年健全育成標語・ポスターの募集やあいさつ運動の展開などを積極的に展開している。