脳梗塞の障害を乗り越えて頑張っている人

本紙でも紹介した羽後町の山内さん

秋田理学療法士会が発行する広報で紹介される(11月30日・金)

 山内さんが紹介された広報脳梗塞で両手両足が動かせな重い障害を持ちながら、パソコンを自在に操り、インターネットで全国の仲間と交流を深めている雄勝郡羽後町の山内峯夫さん(60)が秋田県理学療法士会が発行している広報「あきた理学療法の広場」NO.7(11月20日発行)の「がんばっているひと応援します」のコーナーで紹介された。山内さんは過去2回、本紙でも取り上げた話題の人。その山内さんから「県南日日新聞でも理学療法士会の広報に紹介された記事を掲載してもらえないでしょうか。ケンニチなら遠方の人たちにも読んでいただけるし、現在私にかかわりの無い人たちにも読んでもらえると思いました。よろしくお願いします」とのメールがあった。同療法士会の承諾を得て、山内さんの記事を転載する。

 「あきた理学療法の広場」は理学療法士の活動を広く県民に知ってもらい、県民の保健・医療・福祉の発展を目的に発行している広報。秋田市中通の「中通リハビリテーション病院内(018−835−6578)」を事務局にしている。以下、広報に掲載された原文。

 「がんばっているひと応援します!!」

 今日では、身体が不自由になってもリハビリにより自宅生活をする人が増えていますが、身の回りの動作で精一杯という方もいます。そんな中で、両手足が不自由ながらもパソコンを自在に操り、インターネットを通じて全国の方と交流を深めたり、様々な情報を得たりしている方がいらっしゃいます。

 山内さんは現在60歳。7年前に脳梗塞で倒れ、両手足と言葉が不自由になりましたが、リハビリと自宅の改修を行って退院しました。しかし退院して3年たった頃、一日中テレビを見ているだけの単調な毎日に「このままではボケてしまうのでは?」と危機感を抱き始めました。そこで、相談した通院先の理学療法士から勧められたのが、パソコンを使うことでした。

 山内さんはそれまでパソコンを使ったことがありません。また、両手が不自由なためマウス操作ができません。そこで、特殊な装置を紹介されてチャレンジすることになりました。その装置は、ヘッドホンのようなものに口にくわえる部分があり、頭の位置と息によりパソコンを操作するというものです。「はじめのうちは一文字を打つのにも大変な苦労をしましたが、毎日練習を重ねて3カ月でようやく慣れました」と山内さん。

 山内さんのパソコンは意思伝達装置として導入されたもので、相手に言いたいことを伝える機能しかありませんでした。しかし使い始めて一年もすると、Eメールやインターネットにも興味が湧いてきて、ソフトを買い足しながら少しずつ始めていきました。まずはEメールの交換から始まり、自分のホームページを開設するなど徐々にその手を広げていきます。それに伴い寝起きする機会が増えたので環境制御装置を導入したところ、寝起きするだけでなくテレビのチャンネル操作などできることが増えてきました。

 パソコンを始めて4年目になった山内さんの一日は、朝早く起きてメールチェックから始まります。メール友達は100人を超え、1日20〜25通のメールが日本全国からだけでなく海外からも届くそうです。届いたメールには一日がかりで返事を書きます。最近ではデジタルカメラを購入し、写真つきのメールを送ることにハマっているようです。また、政治や文化にも関心が高く、いろいろなホームページを眺めて、あらゆる情報に目を向けています。

 奥さまは「パソコンがきてからパソコンにばかり夢中で・・・」と苦笑していました。しかし、IT革命の波に乗り生き生きとパソコンに向かう姿は、家にいながらも遥か広い世界を生きているように見えました。山内さんの今の希望は、ノートパソコンを買い外出先でもどこでもインターネットにアクセスできるようにすることです。次々と出てくる欲求が生活に変化を与え、自分の世界を広げていくと思います。がんばれ、山内さん。

 秋田理学療法士会のホームページは下記へ。

 http:member.nifty.ne.jp/AKITAPT/

山内さんの過去の記事は下記へ

file:///C|/NITINITI/news00/Oct/n001005.html
 

file:///C|/NITINITI/famous/fp000516.htm