応援歌になればと歌を作詞
大曲市角間川町の大石さんの「秋田めんこいな」が評判に(10月3日・水)
「あきたこまち」に次ぐ県産の銘柄米として今年1月から売り出されている新奨励変種「めんこいな」の応援歌になればと、大曲市角間川町字西中上町でお茶の「静岡園」を経営している大石順一郎さん(60)が「秋田めんこいな」と言う歌を作詞した。その歌に曲が付けられ、太田町の民謡歌手・倉田とき子さんがテープに吹き込んだ。倉田さんを大石さんに紹介した仙南村のカラオケ教室講師・渋谷久一さん(56)=同村上深井=は、「教室のメンバーも練習で歌っているが、評判はいい」と目を細め、反響を見ながら将来はCDの製作販売も考えたいとしている。
作詞した大石さんは角館町出身の歌手・藤あや子さんの歌などを作詞している同級生の作詞家に触発され、「痴呆防止になれば」と昨年から作詞を手がけるようになった。これまで「花火の街よ大曲」「秋田の酒」、そして地元にちなんだ「川港・浜倉・心町」などを思いついては作詞してきた。歌の「秋田めんこいな」はニュースでその米のデビューを知った大石さんが「名前がいい。めんこいなは秋田の方言で、かわいいと言う意味だ」と早速、作詞を手がけた。
自信を持って作詞した歌だけに、曲を付けたくなるのも人情だ。同級生で埼玉県に在住し、会社を経営しながら「カラオケ教室」も運営している高橋隆宝さんに「曲を付けてくれ」と依頼。高橋さんが作曲した歌をさらに高橋さんの歌の師匠でもある同県在住の作曲家・上岡小隆月さんが「もっと歌いやすいよう」にと編曲した。
自分の作詞した作品に曲が付いただけに、今度は歌い手が欲しくなった大石さん。仙南村で理容店を経営しながら、村のカラオケ教室の講師をしている渋谷さんに走って「歌手を紹介してくれ」と依頼。民謡歌手の倉田さんが紹介された。
大石さんは倉田さんの歌で「秋田めんこいな」を世に出そうと、神岡町神宮寺字落貝で「又五郎こけし」を作りながら、音楽スタジオを構え、作詞・作曲・編曲を手がけている八嶋喜代美さんを訪ねた。八嶋さんは倉田さんの声の調子に合うようにとさらに編曲を加えて、倉田さんの歌をテープに吹き込んだ。
そのテープは今、渋谷さんが講師を努めている村の生涯学習「カラオケ教室」のメンバー80人が練習用にと歌って「もっと広げよう」とPRに努めている。曲は明るい民謡調で、歌いやすいのが受けて「評判もいい」と渋谷さん。受講生からは「村の盆踊りにも使いたいから踊りを振り付けよう」との提案もあるという。渋谷さんは「米の販売が厳しい時代。この歌が『めんこいな』という秋田の米の応援歌になればと思う」と腕組みしながら、大石さんと話し合い、反響によってはCDに録音して販売も考えている。
「めんこいな」は「ひとめぼれ(東北143号)」と「あきた39」を交配して誕生した。食味が長持ちし、粘りの少なさが「さわやかな食感を生む」とされ「あきたこまち」に次ぐ県ブランド品種として期待されている。
大石さんが作詞した「秋田めんこいな」は
食べておいしいめんこいな めんこい めんこい めんこい
▽稲穂も黄金に 色づいて 秋田おばこのめんこいな 秋田名産 米どころ 食べて美味しい めんこいなア めんこい めんこい めんこいなア
▽貴方の食卓 おいしいなア 朝昼晩に めんこいなア 秋田こまちに 勝るとも 本当にうまい 味がする めんこい めんこい めんこいなア
▽健康美食は 米とみそ 我家の健康 めんこいなア 秋田美人の たくごはん 白く ほんのり めんこいなア めんこい めんこい めんこいなア
▽秋田よいとこ 日本一 秋田美人と 米の街 小野小町のでたところ 貴方の笑顔 めんこいなア めんこい めんこい めんこいなア