生徒たちが福祉展
器具を身につけてお年寄りや障害者を体験(10月15日・月)
大曲中学校(田中勝利校長)の「曲中祭」が14日開かれ、「学校と地域を通じた奉仕活動」の一環として中学生たちが福祉を考えようと高齢者や障害者の疑似体験などを行った。教室の一つを「福祉展」とし、車いすやベッド、歩行用補助器具など福祉用品を展示し、応援に駆けつけた県社会福祉協議会や市福祉センターのインストラクターやソーシャルワーカーの指導を受けて、大曲ライオンズクラブが創立35周年を記念して市に贈った車いす用階段昇降車「ステアエイド」を使っての体験も行った。
中学生たちが「貴重な体験だった」と驚いたのはお年寄りや障害のある人たちの疑似体験。ライオンズクラブから贈られた高齢者疑似体験器具「たいけんくん」や県社福協が持ってきた「うらしま太郎」を身に付けての歩行だった。
器具は▽体験を通して個別性のある高齢者を知る▽高齢者のことを自分の身になって考える▽高齢者に対する自分の対応について考えるなどを目的に開発された。足首の間接を固定し、歩く時につま先が上がらず、つまづきやすくする「靴型サポーター」や加齢に伴い前かがみの姿勢を再現する「荷重チョッキ」、難聴を再現するための「耳栓」、そして白内障による色覚変化やぼやけて見えるのを体験させる「メガネ」、さらに手首の触覚や物がつかみにくい状態を再現する「手袋」などを着用させ、80歳ぐらいの高齢者になった状態にし、歩いたり、箸を手に小さな物をつかんでみる体験もした。
器具を着用し、さらにアイマスクもはめて目の見えない状態にし、杖を片手に引率の同級生に手を引かれ廊下を歩いた伊藤優太君(3年生)は「目が見えないとうのがこんなに怖いものとは思わなかった。それにひざが上がらず、自由にならない足の不便さなどを体験して目の見えない人の苦労、お年寄りの身体の辛さなどが分かった」と話していた。
同校では今年度、学校教育、社会教育を通じた奉仕活動を通して青少年の社会性を育むことと目的とした国の新規事業「」学校と地域を通じた奉仕活動推進事業」の委嘱を受け生徒会を中心に地域の人たちと共に丸子川、花火大会会場のクリーンアップ活動などを続けている。そして学校祭では福祉を考えようと「福祉展」を企画した。