県南ブロック地域カンファレンス
非行の凶悪粗暴化が目立つと県警少年課(10月29日・月)
少年保護育成委員会県南地区連絡協議会主催の「県南ブロック地域カンファレンス」がこのほど大曲市の「山の手ホテル」で開かれた。21世紀を担う少年たちの健全育成を願って、県南ブロック内の育成委員と少年警察担当職員が一堂に会し、少年非行問題について対策を研究討議し、効果的な活動を高めようと大曲、角館、横手、増田、湯沢各警察署が持ち回りで開いている。約150人が参加した。
大曲地区少年保護育成委員会連絡協議会の池田利夫会長は「かつてない大変革の時代。私たち一人ひとりが少年とそのご両親に親しまれ、信頼される活動で少年たちの健やかな成長を導かなければならない」とあいさつ。続いて河合格大曲署長が「ボランティア精神で青少年のため日夜、活躍されている皆さんに敬意を表したい。青少年問題は家庭での教育力の低下や地域社会の連帯感の喪失など様々な問題が含まれているが、何よりも大切なことは私たち大人社会が健全でなければ青少年の健全な育成にもにつながらない」と訴えた。
県警本部からは赤坂英将少年課長も出席し、6月末までに県内で補導された非行少年の概況を報告。それによると非行で補導された少年は546人で前年同期に比べ63人、13%の増加となっているという。しかも傷害や暴行、恐喝など凶悪粗暴化する傾向が見られ予断は許されない状況だと訴えた。またテレクラや出合い系サイトを通じて知り合い、性的被害を受けている高校生も多くなっているのが最近の傾向だと話した。
研修会ではボランティア活動で「高校生のボランティア活動を励ます大学連合」からテンダーハート賞を受賞した秋田修英高校の福祉活動部(顧問・加藤勇孝教諭)の部員8人が、市内の老人施設や知的障害者施設、保育園などを訪問した際に披露している民謡やマジックショーなどを演じて喝采を受けた。最後に東京都モラロジー(道徳科学)協議会の橋本皇子会長が「育ち合う心」と題して講演した。
席上、次の人たちが「少年保護育成委員勤続功労者」として県警本部長表彰を受けた。
◇20年勤続=伊藤セツ(角館)、菅原多一郎(横手)、佐々木正治(同)、高橋ヱミ子(増田)、矢野幸子(同)、伊藤雅明(同)、高橋克己(湯沢)、寺門八州雄(雄勝)、矢野正一(羽後)、戸沢龍悦(大曲)
◇10年勤続=高橋昭次(横手)、経徳紘一(角館)、加賀屋政美(湯沢)、矢崎竜文(羽後)、阿部金一郎(同)、池田利夫(大曲)